万人に美しいと感じさせる黄金比メイク術、前回の黄金比メイク設計図の作り方では、下準備として黄金比マスクををかぶせ、メイクを施す箇所をマーキングしていただきました。
【黄金比マスクをかぶせた顔】
【完成した黄金比メイク設計図】
今回はいよいよ黄金比メイクの仕方を、見本画像マシマシでご案内してまいります。
モデルさんの写真の他に、所々フォローとして筆者自身の写真も使っていきますね。
黄金比メイクをするために必要なもの
- 姿見
- あなたの黄金比メイク設計図
- 芯の柔らかいアイライナー
- リップライナー
- ブラウン系3色アイシャドウ
- アイブロウマスカラ
- アイブロウペンシル
- アイブロウパウダー
- チーク
- ハイライト用フェイスパウダー
- シェーディング用フェイスパウダー
- 綿棒(細め)
- その他ベースメイク品(下地&ファンデ&コンシーラ)
私が実際に使用している部分メイク品のほとんどが、薬局で手に入るような割とコスパの良い商品です。
※⇒私が黄金比メイクに使ったメイク品の情報
※2016年2月追記:
先日、あるメイクサロンさんから、「『黄金比メイク』を商標登録したのでこの単語を一切使用するな」といった内容のメールが届きました。弁理士さんに相談したところ、当ブログは「黄金比メイク」を商標的使用していないこと、加えて出願以前から一般名称としてメディアや検索エンジンに沢山の情報が存在していたことから一般名称と解釈され、無効理由をふくむものであるとの見解をいただきました。よって本記事は商標権を侵害していないと判断し、これまで通り皆さんのお役に立つべく情報を公開し続ける所存です。
⇒ハイクラスの結婚相談所-セレブ婚活の実情を潜入取材してきました!
黄金比メイクstep1:眉の下準備
まずはすっぴんの状態で、設計図の眉枠からはみ出ている眉毛を消去して行きます。
このモデルさんはほとんど枠内に収まっていますが、これはとても珍しいことだと思います。
私の設計図だと、目周りはこのような形になります。
全然枠内に収まっていません。
こういった場合は、出来る限り理想形に近づけるべく、眉を大胆に削ってしまうのも手だと思います。
えいや!
眉頭の根本部分を少しだけ残し、残った眉も短くカッディングしました。
この状態で、ベースメークを始めて行きます。
眉を沢山削った方は、沿った部分が白く浮きだってしまうことが考えられます。ファンデーションを丁寧に当ててカバーしましょう。
ワントーン暗い色のファンデーションを当てると、違和感がより少なくなると思います。
ベースメークの方法については、今回は省略します。その内ご案内するかもしれません。
ナチュラル肌に見えるように肌ムラをカバーして頂きたいと思います。
黄金比メイクstep2:黄金比設計図(パーツ部分)を顔に描く
芯の柔らかいアイライナーを使用して、鏡と設計図を見ながら黄金比ポジションを描いていきましょう。
【眉と目】
下に向かう眉は、書く方の目を閉じた状態で描くと書きやすいです。
私のように黄金比ポイントから距離のある眉の場合は、可能な限りの歩み寄りにしましょう。
目の位置は動かせませんが、持って行きたい方向に重心をずらすアイメイクをすることで、見た感じの印象を黄金比に近づけることが可能です。
【口】
設計図のラインが唇からはみ出た部分にある場合は、その部分を描きます。
唇への書き込みはしなくて大丈夫です。
黄金比メイクstep3:黄金比に近づけたメイクを施す
眉毛を黄金比に近づけるメイク
まずは、アイブロウマスカラで、元の眉を髪の毛の色に近づけます。
次にアイブロウペンシルとパウダーを使って枠内に眉を書いていきます。
これも眉を下に下げる方は、目を閉じて書くとやりやすいです。
細い綿棒に水をつけて、設計図ラインを消し、微調整して出来上がりです。
目を黄金比に近づけるメイク
黄金比ポジションが目より上の場合
モデルさんの目のような場合、高さを出しながら、外側に広がるように作って行きます。
アイライナーは上側をやや太めにし、瞳の上は、1.5倍くらいの太さにします。アイシャドウで上手にグラデーションを作りましょう。
【ナチュラルメイク時】
【黄金比メイク時】
こうして接近して見ますとけばけばしく見えますが、通常の距離感で見ますと、さほど違和感はないと思います。
全てのパーツに化粧を施した完成図も後で披露しますね。
黄金比ポジションが目より下の場合
たれ目メイク+涙袋作成で比重を下に持って行きます。
目の上のアイライナーは極力内側に書き込み、まつ毛よりも上に出ないようにします。
目の下のアイライナーは外側半分に書き込み、その上からダークブラウンのシャドウを重ねます。
この時、違和感のない範囲で、設計図ラインに近づけるようにすると良いと思います。
アイシャドウ~涙袋作成
瞼のアイシャドウはさらりとした存在感にしましょう。
写真だとわかりづらいですが、ゴールド系のラメの入ったアイシャドウを使用しています。
次に目の重心を下げる為、下まぶたに涙袋を作成します。
破顔の笑顔を作ると膨れる部分全体に、明るいベージュやゴールドのアイカラーを塗って行きましょう。
そして、涙袋の下の線の部分にダーク系のアイカラーを細く入れていきます。
少し笑いながら書くとラインが正しく引けます。
真顔に戻って指の腹で優しくぼかします。
最後に、マスカラを塗って完成です。
ビューラーでまつ毛を上げてから塗ると重心が上になりますので、ビューラーを使用しないことをおすすめします。
唇を黄金比に近づけるメイク
唇にファンデーションを塗って色を消した後に、リップライナーで設計図ラインのはみ出る部分をなぞります。
モデルさんのように、黄金比ポジジョンと実際の位置がほとんど変わらない場合は、色味を消した唇の上から忠実に書き加えれば良いのですが、私のようにこれらに距離がある場合は、はみ出た部分とのバランスを考えながら、全体を仕上げていきます。
しっかりとはみ出た部分のラインを取ってから、
全体を塗り、丁寧に仕上げていきます。
黄金比メイクstep4:陰影操作で黄金比率に見せる
ハイライトとシェービングで立体感を出す
鏡とあなたの黄金比設計図を見比べながら、ハイライトとシェーディングを入れていきます。
ハイライトで目鼻立ちをくっきりさせて高さを出し、シェーディングで正面からの印象が、逆卵型に見えるように陰影をつけていくイメージです。
チークは骨格別に入れる
最後にチークですが、これは悩み別にいれて行きましょう。
- 丸顔が気になる方は、頬骨を中心にして、ラインに沿いながら楕円を描くように入れます。
- 頬骨が目立つ方は、頬の下半分を中心にして、平行に丸く広げます
- エラ張りさんは、頬の盛り上がった部分を中心に丸く入れます。小鼻と耳たぶより下に広がらない様にしましょう。
黄金比メイク完成図
それでは、完成図をお見せしますね。
まずは、画像加工で仕上げた、モデルさんの黄金比メイク完成写真はこのようになりました。
輪郭を触る等、色塗り以外の加工は一切しておりません。
若干わかりやすく色塗りしたせいか、なんだか古めかしい印象に仕上がりましたが、美人度がアップすることは見てとれるかと思います。
(通常の写真補正のご依頼の際は自然に見えることを第一に補正しております。
補正の見本写真についてはこちら)
筆者の素顔と黄金比メイク後のビフォーアフター
そして、私のすっぴんと、黄金比メイクの対比をするとこんな感じです。
こちらは実際にメイクをした写真となります。
素材が凡百なので、美人女優さんのようにはいきませんが、それなりに見目が向上したのではないでしょうか?
黄金比メイクの注意点
黄金比メイクは、万人が美しいと思う比率に近づかせるメイク法です。
すなわちそれは「没個性メイク」とも言い換えることが出来ます。
あなたがデートをなさる場合には、黄金比メイクを検討なさる価値があると思います。
が、婚活のプロフィール写真にこのメイク法をご使用なさる際は、注意が必要です。
「写真」という、視覚でしかお相手を感じられないツールでこれをしてしまいますと、あなたらしさや人間性が伝わらない事態に陥る可能性があるからです。
ご参考:婚活写真 関連記事
美人メイク関連記事
化粧ノリはお肌の状態に大きな影響を受けます。
もしあなたが素肌に悩みをお持ちでしたら、下記の記事がお役にたてるかもしれません。
そして個人向けサービスのご案内
あなたのメイク設計図をお作りします。
2015年4月追記:現在、婚活個人相談の対応で手一杯の為、しばらく受付を停止させて頂きます。
- 前回の記事でご案内しました「設計図の完成品」
- 設計図通りにメイクされた際の「メイク完成予想図」(古めかしい印象に仕上がります)
- あなたがメイクする際のワンポイントアドバイス(チークの入れ方等)
- 骨格から似合うであろう髪形のアドバイス
興味がおありの方は、お問い合わせからご連絡下さいませ。