婚活・恋愛サポーターのさかなです。
「イケメンさんですよね」
「カッコイイですね、雰囲気ある方だなって思いました」
「写真可愛いね、普通にモテて来たでしょ」
「美人さんですな、こんなにきれいな方からメール返してもらえて光栄です」
「正直…見た目どストライクです」
外見を褒められた際のリアクションは、内面をほめられた時よりもずいぶん気を使うものだと思います。
反応の仕方よって、印象を損ねてしまう可能性もあるためです。
勝手に褒めておいて、リアクションによっては印象を悪くするだなんて、された側にとってはひどく理不尽な話です。
そんな残念な展開に至らぬように、今回は「外見を褒められた時のシチュエーション別対処法」をご案内してまいります。
そもそもなぜ外見を褒めるのか。動機の裏に良回答が潜んでいる
相手の外見を褒めるには、何かしらの動機があり、この動機を把握せずして適切なリアクションは取れません。
この動機は、当人の性格だけでなく、その人が目の前の相手をどう思っているのかによっても違ってきます。
外見を褒める動機その1:喜んでもらいたい、親密度を上げたい
この動機は、人を褒める理由として一番メジャーな動機です。
「人を褒める」ということは、相手を認める、慕うといった意思表示でもあります。
相手を褒めることで「自分はあなたの敵ではない、あなたを受け入れる気持ちがある」と感じさせ、同時に「受け入れてもらいたい」という気持ちを伝えることとなり、それが相手の警戒心を和らげます。
相手に気持ちよくなってもらいたい、自分のことを受け入れてもらいたい。こういった好意の奥に潜む深層心理から、内面を褒めるのとあまり差がない心境で相手の容姿を褒める人がいます。
好意からの外見褒めには素直に喜ぶ
メールの内容から「丁寧に向き合ってくれている」と感じられる異性からの「容姿褒め」コメントや、デート中にわかりやすくホクホクしている方のホクホクした状態での「容姿褒め」発言については、素直に「言われて嬉しい」感を出しましょう。
「○さんにそんな風に言ってもらえるなんて、とてもうれしいです」
メールで言われた場合はこれにプラスしまして、
「でもちょっと恥ずかしいですね(+恥ずかしさを表す顔文字や絵文字)」
と加え、続けてお相手の容姿や雰囲気を褒めましょう。更にそれに絡めて何か質問をしてみましょう。
次のメールで相手がまたあなたの容姿について言ってきた場合は、その部分はスルーして、相手のことだけに反応したメールを返しましょう。こうすることで、相手のテンションを下げずに容姿の話題から離脱できると思います。
対面で言われた場合は、目線を外しながら、照れたような雰囲気を出せればパーフェクトです。
「恥ずかしいからあんまり見ないでください><」
と続けたら、よりお相手をキュンキュンさせられるかもしれません。
ただその後お相手が勢いに乗ってしまって面倒な流れになる可能性も無きにしろ非ずです。お相手にそこまでの好意が持てていなかった場合は、お相手の容姿や雰囲気を褒めて、それに絡めて何か質問をするという流れに持っていきましょう。
「かわいい」「スタイル良いね」と言われた場合の注意事項
特に男性に多いのですが、会って間もない異性に、気軽に「かわいい」「スタイル良いね」と褒めることが出来る人の中には、不純な動機を持っている人も一定数存在します。
- 外見褒めがメインの内容の薄いメッセージ→1、2回のメール往復ですぐに「会いたい」の意思表示
- 会った初日から外見褒め→その日中に2回以上のボディータッチ、断りなく手を繋いでくる
こういった方々は、真面目に結婚相手を探していないか、探していたとしても対人能力に難アリの方である可能性があります。
私としましては、あなたの結婚相手候補としておすすめし難い男性であると感じます。
外見を褒める動機その2:警戒している・探りを入れている
- 経験豊富で自分の手に余る人ではないのか?
- 自分に近づいたのはお財布目的or体目的ではないか?
- 結婚願望はあっても理想がめちゃくちゃ高い人ではないか?
- もしかして結婚詐欺?
「可愛い」「カッコイイ」等に加え、
「モテるでしょ」
「相手に困らなそうなのにどうして婚活しているの?」
といったワードが出た場合は、その言葉の裏に、上記の気持ちが潜んでいる可能性があります。
警戒心や探りの色を感じたら、安心させることを第一に考える
「モテるでしょ」「相手に困らなそうなのにどうして婚活しているの?」には、
「えぇ、そう見えますか!?そんなことないと思うけど、○○さんにそう言ってもらえると嬉しいです」
「自分ではどうかわからないですけど、見た目的に○○さんにオーケーって思ってもらえたならラッキーです!」
「○○さんこそですよ!なぜ○○さんみたいな雰囲気の良い方がお相手探しをされてるのか…僕or私の人生7不思議の1つに認定です」
といった返し方がオススメです。
モテないときっぱり断言して、「思ったほどの人じゃないのかも」と感じさせても損です。
ゆるく躱しつつ、選り好みが激しいわけではないこと、相手を下に見てはいないこと、純情で真剣に結婚相手を探していることを遠回しに伝えましょう。
会う前の段階のNGワード
「写真は奇跡の一枚で、実物は結構違うんですよー本物には期待しないでください^^;」
このような発言をなさると、期待値が下がりすぎて会うに至れなくなる可能性があります。
外見を褒める動機その3:社交辞令
実際に会ってみて、思った人と違った、あまり興味を持てないけどここは大人として対応せねば。とりあえずどこか褒めておこう、外見が悪くないから外見でいいか。
こういった際にも使われる場合があります。
どう見てもテンションが高いようには見えない上に、何か感情が浮き上がっているようにも見えない場合は、「適当に喜びそうなことを言ってその場をしのごう」と思っている可能性大です。
社交辞令に思えた場合の適切な返し
「いえそんな、でもありがとうございます。○さんこそ素敵な方で驚きました」
あまり間には受けてないけれど気を使ってくれたことは嬉しいな、といった温度の返しが平和です。
こちらもお返しに社交辞令を投げましょう。多分喜んでくれると思います。
外見を褒める動機その4:自分の容姿を褒めてもらいたい
自分の容姿はあり?なし?と気になっている場合に、相手を褒めて見返り的に反応をもらおうと考えての発言である場合があります。
比率的には女性に多い反応かもしれません。
基本的に、女性から容姿を褒められたら、褒め返すことを推奨します。
自分の容姿への反応が気になっていそうな場合の適切な返し
「○さんこそ、周りが放っておかなそうです」
お相手があまり大衆受けしそうな外見ではなかった場合は、内面的な部分や、雰囲気について褒めましょう。
メールで容姿を褒められた時の返しのテクニック
会う前のお相手から容姿を褒められた時に推奨したい返し、それは、「容姿褒め完全スルー」です。
メッセージ全文を無視するのではなく、容姿を褒められた点については一切聞かなかったことにして、感じの良い温かなメールを返信しましょう。
この際、お相手の容姿褒め以外のコメントに対してはしっかりと向き合い、喜んでもらえそうな返しをしましょう。
こうすることでミステリアスな雰囲気を与え、「一筋縄では行かなさそうな人だが、どうやら自分のことは気に入ってくれているようだ」と思わせることが出来るかと思います。
最後に-婚活で外見を褒めるのはどうなのかという問題について
まだ会ったことのない相手、会って間もない相手の容姿を褒めたとしても、自身の印象アップは狙えないというのが、支援経験を積んできた私の所感です。
褒められてうれしく感じるかもしれませんが、外見を褒めることによって恋愛感情を生ませられるかと聞かれたら、(極度に異性慣れしていない人を除いて)まずないことだと答えます。
知り合って間もない時に容姿を褒めると、「軽々しい人」「異性慣れしている人」「中身のない取るに足らない人」というレッテルを張られ、お相手から下に見られてしまうリスクもあります。
さかな的結論としましては、容姿を褒めたら負け、特に、明らかに容姿レベルが高い方にこれをするのは、百害あって一利なしと考えます。
最後に余談
「きれいだね」「美人だね」ではなく「可愛いね」と褒めたがる男性、前者より後者の雰囲気が好きな男性というのは、心理学的には「俺を立ててほしい」という気持ちが強いと言われています。
あくまで参考程度にして頂ければと思います。