世界的に有名な恋愛教本「ルールズ(現代版)」の内容をまとめ、どんな女性が使うと効果があるか・逆に使わない方が良い女性はどんな人かを解説します。
- 男性にこちらから話しかけたり、メールを送ったりしない
- 「じゃあ、またね」必ず何でもあなたから終える
- 彼のSNSは見ない
- デートやパーティーでは酔わない
- 長距離恋愛の場合はオンラインデートも会いに行くのも彼からしてもらう
- 一回でも約束をキャンセルしてきた男性とは付き合うのをやめる
これは「ルールズ」に書かれている規則の一部なのですが、なかなかに厳しい内容です。
人によっては、この羅列を見て「意味わかんない、こんな窮屈な恋愛をしないと幸せになれないなんて信じられないし、やる気になんて到底なれない」とお感じになるかもしれません。
しかしながらルールズは、全米で200万部を売り上げ、27か国で翻訳され、多くの女性に支持されてきました。
日本国内にも熱狂的なファンがいて、サポートチームが結成されていたり、ルールズの思想を基に恋愛カウンセラ―をしている人までいます。
これは、ルールズで救われる女性がいることの証明とも言えます。
【現代版ルールズ】
「ルールズ―理想の男性を手に入れる31の法則」の作者と内容
ルールズは、アメリカの女性2人が著作した恋愛教本です。
初版は1997年に発売されましたが、その後3回改訂され、2019年現在一番新しいのが「現代版ルールズ」です。
現代版ルールズは、ルールズの基本となる考え方はそのままに、SNSなどのテクノロジーの進化に合わせて知恵を追記したり、手段を更新して時代に適合させています。
この本の内容を一言でお伝えするとしたら、「女性が傷つかず、決定権を持ち続けられるように恋愛を続けていくためのハウツーマニュアル」です。
こんな風に書きますと、男性を蔑んだ思想本のように思われるかもしれませんが、実際はその逆で、女性側が我慢をし続ける内容となっています。
この本に書かれている30強のルールを順守しながらお相手探しを続けていくことで、あなたはあなたに夢中になってくれる男性と巡り合える、その男性は、あなたのことを大切にし続けてくれると、ルールズは説いています。
これから、1917年発祥以来変わっていないルールズの根本的な考え方について、解説しますね。
男性は2つに1つ。ルールズに従ってくれるか、従ってくれないか
ルールズでは、自分から男性を探しません。
声をかけてきた相手と良い雰囲気になっても、自分からメールを発信したり、電話をかけたり、デートを提案したりしません。
他愛のないメールのやりとりは自分から迅速に切り上げ、「恋愛に依存せず、ほかのことでも人生が充実している女性」を演じます。
こういったことをすると、テンションが下がる男性も出てくると想像できますが、ルールズによると、この応対で連絡をして来なくなる男性は、あなたに本気ではなかった男性なので、「放っておいて次へ行きなさい」とのことです。
ルールズを続けていく中で、あなたにお熱になる男性が現れます。
ルールズをすることであなたへの執着を高める男性こそ、あなたが決定権を持てる男性であり、長く良い関係を続けていける男性であるとこの本は主張しています。
つまりルールズは、あなたをきちんと愛してくれる男性かどうか、ふるいにかけるための取捨選択法なのです。
ルールズを行うメリット
あなたが、あなたのことを想い続けてくれる男性を求めてお相手探しをされているとしたら、ルールズを順守することにより、無駄な恋愛に割く時間を大幅にカットできると思います。
ルール通りに動いて、それに当てはまらない男性を「次!」「次!」と捌いて行き、最後までめげずに求婚してきた男性と結婚すれば良いということになります。
恋愛に翻弄され、裏切られ、傷つき疲れ切った女性が、それでも心を委ねられる男性を求めてしまう時、あなたを思いやってくれる男性を見つけるのに、この本は大きな助けになってくれると思います。
ルールズを行うデメリット
ルールズでは、自分からのアプローチは厳禁です。
飲み会などで、気になる男性の隣の席に偶然を装って座ることすら禁止されています。
自分からアプローチして運よくデートに至れたとしても、その関係は短期間のものでしかなく、幸せが長続きするような関係にはまずなれないとこの本は説いています。
つまりルールズでは、「いいな」と思う男性が現れても、自分からは一切のアプローチをせずに、相手が振り向いてくれるのを待つことしかできません。
彼から近づいてきてもらえなかった場合、その時点で諦めなければなりません。
ルールズで成功するための秘訣
「けどさ、自分からメールも電話もデートの誘いもしないなんて、こんな塩対応で、熱を上げる男性なんて本当にいるの?」
と、あなたは訝しむかもしれません。
実際に著者はこの方法で沢山の悩める女性を幸せな結婚へと導いているようですが、成功するためには、ルールを守る以外に、必要な準備や心構えがあるとのことです。
ルールズ曰く、「特別な女性となれ」
ルールズは、「特別な女性」でいることがとても大切だと説いています。
男性目線で外見磨きをしたり、礼儀作法に気を遣うのは勿論ですが、中身的要素―言動や行動で「特別な女性」だと思わせられるかどうかが、恋愛成功の鍵となると伝えています。
本書が言う「特別な女性」とは、
- 人生がどのような状態にあっても、自分に誇りと自信をもち、自分を大切にする
- 心配したり、嫉妬したり、ネガティブになったり、皮肉っぽくなったり、愛に失望したりしない
といった女性とのことです。
自分の足で立って、明るく前向きに人生を謳歌している女性が想像されますが、ルールズでは自身をこのような女性に見せるため、徹底的な自己演出を求めています。
ルールズのまとめ
ルールズ本のまとめとしまして、ルールズがオススメな人、オススメしがたい人についてお伝えしますね。
ルールズがおすすめな人
ルールズは、以下に当てはまる女性が試す価値がある本だと私は感じています。
- 恋人に大事にされたことがほとんど無い女性
- 恋人にときめきよりも安心感を求める女性
- 相手に尽くした末振られがちな女性
ルールズがおすすめできない人
逆に、以下に当てはまる女性はルールズを上手く活用できないように思えます。
- 満足度の高い恋愛をしてこれた女性
- ときめきなしの恋愛は考えられない女性
- 愛情表現が苦手な女性
ルールズ本を読んだ私の感想
この本は、「いいな」と思う人をゲットするための攻略法が書かれた本ではありません。
ルールズはあなたを大事にしてくれる男性、あなたに夢中でい続けてくれる男性をもたらしてくれるかもしれませんが、あなたの恋愛から、自由さを奪い、忍耐の日々をもたらすことにもなると思います。
ルールズは、結婚後も、あなたに忍耐を続けるように説いています。
忍耐と引き換えに、あなたはあなたを大事にし続けてくれる旦那様を手に入れられるとのことです。
「ルールズの作者さんの1人はこの本をお書きになった後に離婚しているから効果が無い」と言う人もいますが、「脈ナシの相手に時間を無駄にさかない」という点において、この本は抜群の教示をしてくれていると私は感じます。
一方で、お相手をそれなりに惹きつけた後の対処法が日本人男性には合わないかも、と思える部分もあります。
ルールズがしてはいけないと言っていることが「何故いけないのか」を読み取り、心の距離感を測りながら愛情表現していく必要があるのでは、と感じます。
「恋愛マトリックス」と合わせて読むことで、バランスを取れるように思えました。
もう1つ。私がこの本から学んだことはとても多かったので、ぜひあなたにも一度目を通していただきたいと思いますが、そこそこの年齢に達した後は、忍耐は少ないに越したことはない気がします(笑)
ルールズに書かれた知識を上手に取り入れつつ、結婚生活を行う上で相性の良い男性を選んでいただけたらと強く願います。