今回は「夫婦がフルタイム共稼ぎのメリット」と題しまして、
結婚後、夫婦が「仕事」と「家庭」の両方を、分担して請け負う場合についてのメリットについてお話しします。
前回の講座をさらっと復習します。
夫婦が共にフルタイム正社員として働く場合のデメリットは、
- 仕事の後や休日に家事労働をしなければならない。
- 自分のことは自分でしなければならない
- 清潔で整頓された家庭内環境を維持しにくい
- 子育ては誰かの助けがなければほぼ不可能
- 親として子供に十分な時間を割きにくい
といったことが挙げられました。
とにかく忙しい共稼ぎフルタイム夫婦ですが、勿論メリットもあります。
それは何といっても、
(一馬力の生活と比較すると)収入がダントツに多いことです。
フルタイム共働き夫婦だからこそできる、物質的に豊かな結婚生活
年収300万の2人が結婚したら、世帯年収は600万円です。
年収400万の2人が結婚したら、世帯年収は800万円です。
平成23年度のサラリーマンの平均年収は409万円(※男性)とのことですが、2人の年収がそれぞれ300万円だとしても、平均年収の一馬力家庭と比べると随分リッチな暮らしができることになります。
単純かつ極端な例を挙げます。
平均年収程度の収入がある2人が結婚します。(男性400万円、女性300万円)
平均年収の一馬力家庭と同じような暮らし方をした場合、年単位で約300万円が浮くことになります。※実際の手取りとしてはそれ以下となります。
その分をまるまる趣味や旅行等、自分たちの好きな事に注ぎこめるわけです。
(実際は生活レベルも自然と上がるので、なかなかそうはいかないと思いますが)
子供を持つ場合、愛する我が子に色々な習い事をさせてあげられるでしょう。
家族で海外旅行をしたりと、お金があるからこその貴重な体験もできます。
その他の利点としては、
自分の収入が結婚を躊躇してしまう額である場合も、共稼ぎが前提であれば生活していける場合が多いと思います。
また、
子供を持たない場合は、より優雅な生活が可能です。
子供1人当たり3000万円以上と言われている養育費を捻出する必要がありません。
その分を自分たちで消化できるので、ブランド品を買ったり、ふらっと高級なものを食べに行ったり、旅行の際には露天風呂付きの高級宿に泊まったりと、子供のいる世帯と比べてより贅沢で充実した時間を過ごすことが可能になると思います。
このように、「お金がないと出来ない贅沢」ができるのが、共稼ぎフルタイム夫婦の最大のメリットです。
共稼ぎ希望の結婚相手がおすすめな人
「ハードだけれども実入りが良い」のが、フルタイム共稼ぎ夫婦の特徴です。
正社員共稼ぎがおススメなのは、
- 家がキレイで片付いていなくても全然気にならない
- 家事をするのが苦にならない(もしくはお金を払って外注することに抵抗がない)
- 自炊に拘らない
- 家でゆっくり過ごすより、アクティブに色々な経験をしたい
- 趣味や美容や身の回りの品にしっかりお金を使いたい
といった方となると思います。
但し、夫婦がそれぞれ別の趣味に興じてばかりで、時間の共有ができなければ、伴侶がただの同居人になってしまいます。
お金の使い道として、夫婦2人で楽しむことに価値を感じられることが、大前提となるでしょう。
逆に共稼ぎ家庭に向いていないのは、
- キレイ好き
- 完璧主義
- 家事は出来る限りしたくない(外注もしたくない)
- 家ではゆったりくつろぎたい
- 自由になるお金があっても、貯金すること以外に思い浮かばない
といった人です。
こういった方は、大黒柱となって、伴侶に感謝されながら快適な家で暮らす日々の方が向いていると思います。
フルタイム共稼ぎで上手く行くベストカップルは、
趣味が合い、子供を持たない選択をした、おおらか(細かいことが気にならない)気質の人同士だと思います。
ワークライフバランスについて―最後に
多くの夫婦で、ワークライフバランスが取れていないのが実情です。
しかしそれを当たり前と思って結婚なさると、満足度の高い毎日を送ることは難しいと思います。
さかなのブログでお伝えしているのは、「幸せな結婚生活を手に入れるための婚活」です。
婚活基礎講座でもお伝えしてきた通り、
相手の幸せなくして、幸せな結婚生活の継続はあり得ません。
例えばあなたが、
「共稼ぎじゃないと自分ばかりが苦労するようで嫌だ。でも自分は激務だし家事は正直やりたくない。きっと相手の方が時間に余裕が出来るだろうし、家事は相手任せでいけるだろう」
と考えていたり、
「働くのはしんどい。専業主婦(夫)になって楽するんだ!」
「自分が稼ぎの軸となる、当然、結婚生活の中での全ての決定権は自分にある」
といったような考えで結婚を考えているとしたら、実際に相手を得て結婚できたとしても、その結婚生活はいつか必ずほころびます。
そのことを重々胸に刻んだ上で、婚活をして頂きたいと思います。
次回は子供について、ご案内します。
次回の記事はこちらからどうぞ(記事のカテゴリが変わります)
子供がほしいから結婚したい人へ-子供を持つ、持たないの選択
頑張りましょうね!