親から来たお見合い話で「結局、女性は顔か」と感じた話-さかなの婚活史21

私がオーネットに入会して、2ヶ月が経とうとしていた頃のお話です。
母の知り合いから、同郷の人とのお見合い話を頂きました。
お相手の男性は32歳(私+3歳)、大学卒業後に関東で就職し、大手電機メーカーにお勤めとのことでした。
私の生まれた町は北海道のど田舎でしたので※、同郷かつ同年代の人、というだけでちょっと運命的なものを感じて気持ちが高ぶりました。
※転勤族だったため実際住んでいたのは2年位でした
が、
「でもねー、タバコを吸う人みたいなの」
という電話越しの母の一言に、高鳴る想いは瞬間冷却…。
私はアレルギー体質で、タバコの煙で気管支発作が起きてしまいます。
⇒私がお相手の絶対条件にしていたこと
「母よ、なぜ、その方を紹介なさる?」
とがっくりしながら聞くと、
「紹介してくれた世話焼きおばさんがね、あんまり人の話を聞かない人なのよ。『タバコなんて私がやめさせるから!見た目もなかなかだし良い会社に勤めてるから是非会ってみて!!』て言われたら断り切れなくて…一度、会ってみるだけ会ってみない?」
なんてことを言います。
おおらかで人に好かれやすい自慢の母は、時折こういった面倒事を持ち込むのが玉にキズです。
「タバコを吸う人とはどうしたって結婚できないし、相手のタバコを吸う権利を奪うようなこともしたくないんだけどなぁ…」
(…というか、なぜそんな押しの強いおばさんに私が婚活していること話しちゃったのよ…その人、これからもガンガン縁談持ってくるよ、きっと)
婚活していることを母に打ち明けたのを若干後悔しつつ、「でも、このまま断ったらおばさんの顔を潰しちゃいそうだし、とりあえずメール位はしてみるね」と伝えました。
「良かった、じゃあ、相手にコンタクトOKって返事しとくわ!」
私的にはちっとも良くありませんが、母は弾んだ声で電話を切りました。
その日のうちに、世話焼きおばさんから母経由でお相手の写メが送られてきました。確かに雰囲気のある方で、山崎賢人さんにどことなく似ていました。
同郷の高学歴大手勤務の男性から届いた「超低温」メール
丸2日経ってから、私の携帯に届いたメールは、以下のような内容でした。
『○○さんにご紹介いただいた 鈴木(仮名)です。
同郷のよしみということで一度お会いするよう勧められたのですが、僕は茨城に住んでいまして、中間地点でお会いするにしてもお互いに簡単ではないと思います。
顔も知らない間柄ですし、まずはやりとりさせていただいてから、どうするか考えたいと思っています。
僕は32歳、■■(一部上場電機メーカー)で研究職をしています。
さかなさんのことも教えてください。
聞いた話だとタバコが苦手なんですね。この点は、後々話し合いが必要ですね。
あと、やっぱり写真も大事だと思うので、早めに確認させてもらえますでしょうか』
…丁寧な物言いの裏に隠しきれていない「今時点でほぼ興味がありません」「まずは顔を見てからだ」のメッセージ。
わかります、多分お相手も、世話焼きおばさんの強引な干渉によって、私とやりとりせざるを得なかった、という状況なのでしょう。
しかも、私はお相手のことを「見た目良くて良い会社に勤めている同世代の男性」と聞かされていますが、私は「ぎりぎり20代の派遣社員、容姿は不明」、相手にとって食いつく要素が皆無だと想像できます。乗り気になれなくて当然です。
わかるんです…わかるんですけど…なんでしょう、この、ウェルカム感0の都外の人とやりとりする抵抗感…
(この状況、一体誰得?)
(ご本人はタバコやめることを全く望んでなさそうだし、無理に会っていただくのは時間を無駄にさせるだけじゃ?)
(…うん、やめよう。それがお互いのためだ。
とりあえず一度返信すればやりとりしたことにはなるし、メール1通だけ送って「進展しなかった」って母に伝えよう。)
私は返信文を打ちました。
『鈴木さん、ご連絡ありがとうございます。さかなです。
せっかく親切なメールをいただいたのですが、実は私はタバコに強いアレルギーがありまして、苦手と言うよりもタバコを吸う方とは現実的に難しいんです。
仲人さんのご厚意でつながったご縁ではありますが、鈴木さんがタバコをお吸いになる権利を奪うようなことはしたくないですし、時間をかけて会っていただくことも申し訳ないので、お互い別な良き人を探すのが良いのかな、と思っています。
実は私は仲人さんから鈴木さんのお写真を頂いてまして、このまま私だけ見せない、というのもフェアじゃないですし、一応私の写真も添付しておきますね。
では、お互い素敵なご縁に出会えますように。
失礼します。』
このようなメッセージを打ち、私は婚活に使う用としてかなり頑張って撮った自撮り写真を添付して、送信しました。
ご縁を終わらせるメールに写真を添付する必要があったのかと言われると無かったのだと思います。ですが、先方の写真は頂いている手前、見せずに終わるのは卑怯ではないか、とその時は思ってしまいました。
また、普通の映りの写真ではなく、対婚活用として作成したクリティカル写真を送ったのは、恥ずかしながら「派遣社員で30代目前だから冷たい態度を取られた」というコンプレックスのようなものが働いたからです。見栄を張ってしまいました。
この2つの間違いにより、事態は簡単には決着しなくなったのでした。
鈴木さん態度急変する
返信はものすごく速かったです。10分もかからずに着信しました。
書かれていた内容は以下のようなものでした。
「お写真拝見しました!びっくりしました、お綺麗な方だったんですね!
もし良ければ僕東京まで行きますので、一度お会いしませんか?
タバコのことも心配無用です、そろそろ止めようかなと思っていたので、ちょうど良い機会です(^^*)b
さかなさんはいつ頃お時間ありますか?
茨城からだと距離があるので平日は難しいですが、できるだけさかなさんの予定に合わせますので、都合の良い日教えてくれるとうれしいですヽ(*>∇<)ノ!」
…なんという温度の変わりっぷり。唖然としました。
でも、これが婚活の現実なのでしょう。
お相手への期待値によって、まるで別人のようなリアクションをする。
今回私は、低温反応の人に美化200%の写真を送るという大人げない行動をしてしまいましたが、これによって、男性の会う前のお相手候補への期待値が、いかに写真に翻弄されるものなのかということを学ぶことが出来ました。
私はその後、この時の経験を活かして、会った時に自分だとぎりぎり認識してもらえる範囲でめいっぱい好印象に映っている写真を完成させてネット婚活に挑みました。この努力の結果、今の主人とのご縁が繋がったのかもしれないと思っています。
鈴木さんとの後日談
盛りに盛った写真を送った私がいけないのですが、写真送付後の彼のあまりの変貌っぷりに引いてしまい、次のメールでタバコを理由にしつつ、かなり強めのお断り文を打ちました。
それでも鈴木さんはへこたれず、「とにかく一度会って下さい!実際に僕という人を見てから判断してもらいたいです!」と熱烈ラブコールを繰り返しました。
何度かのメールに無反応を決め込んだ後、最終的には「他にご縁があった」というメールを打って、この件を終息させたのでした。
そして案の定、世話焼きおばさんには、「またお話持ってくるわね!」と意気込まれてしまったので、そちらにも「ご縁があった」と連絡して、一件落着となりました。
もう一つの教訓:知人に身内の婚活話を安易にしてはならない。
もたらされるご縁にしがらみがない方が、気楽に婚活できる、ということも知れた、今回の一件でした。

短期決着型 本気婚活のすすめ-wikiより詳しいさかなの婚活ガイド

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