今回は、「年齢的に子どもを授かれるか不安な女性」に向けてお話させていただきます。
婚活中の女性のほとんどは、想いの強さに差はあれど「いずれ子供が欲しい」お考えだと思います。
しかし、女性の年齢と出産率について、30代後半~40代の女性であっても、しっかりと認識されている人は、それほどいらっしゃらないのではないでしょうか。
婚活時から、子供を授かることについて考えるでもご案内しました通り、妊娠する確率は、30歳を過ぎると下降をし始め、35歳を過ぎた頃から急落します。
厳しいお話ですが、「アラフォー世代」の女性の多くは、現在妊娠率が加速して下降中であると言えます。
【年齢別妊娠率と異常発生率の表】
引用元:http://www.medi-bridges.com/malformationrate.html
婚活中の女性の2人に1人は、妊娠率や出産のリスクの面で懸念があるという現実
ここに、会員数3万人以上の結婚情報サービスで婚活していらっしゃる人の年齢別割合について、データをいくつかご用意しました。
【ブライダルネット】
【ユーブライド】
【オーネット】
表で見る限り、
ブライダルネットですと、女性会員の43%が35歳以上です。
ユーブライドですと、女性会員の58%が35歳以上です。
オーネットですと、女性会員の58%が35歳以上です。
一般的に、35歳以上での初産を、「高齢出産」とし、それ以前での出産と比べてリスクが高いとされています。
出産や生まれてくる子供に対するリスクが高いだけでなく、顕著に妊娠しにくくなるのが、この位の年齢からと言われています。
こう見ると婚活している女性の約2人に1人は、結婚後に自分の子供を持つことが簡単ではない段階に来ていると言えるのかもしれません。
「いやいや、私は見た目も若いってよく言われるしまだまだ平気」
とおっしゃる方や、
「でも普通にアラフォー世代で子供を産んでいる人も結構いるよね」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、外見の若さは妊娠率に影響しませんし、周りで子供を生んでいる人が何人かいたとしても、現実の統計データを見る限り「35歳以降に子作りを始めて、結果的に一人も授かれないことは大いにあり得る」のです。
また、年齢以外の体質的な問題もあります。たとえば生理が不順な方や、過去に妊娠に関わる器官のどこかで病気にかかった方は、そうでない方と比べて妊娠が難しいといったデータもあります。
結論を申し上げると、婚活をしている女性の約半数が、子を授かるのに不安な要素を持った上で婚活している、ということになります。
子供は欲しいけれど授かれるか不安な方の婚活法
あなたが、子供を生むことに理解を示す方との結婚を望まれているとしたら、相手と結婚する前に確認しておかねばならないことがあります。
それは、
「不妊治療を希望した場合の対応の是非」
と、
「最終的に子供を諦められるか」
です。
まず、不妊治療ですが、この治療は女性だけが受けるものではありません。
男性のほとんどが嫌がるような検査や、採取もあるのです。
通院のために、平日の日中に病院へ行く必要もあります。
そして、保険がききませんので、高額な治療費がかかります。
具体的な金額でお伝えしますと、子供を1人妊娠するまでにかかる治療費の平均は、140万円程だと言われています。
私も諸事情により体外受精で子供を出産した身ですが、初診~クリニック卒業(妊娠9週に入るまで)に200万円近くかかりました。
子供がなかなか授からなかった場合、こういった困難を乗り越えてでも、子作りをしていく気持ちがあるのかを確認しておくことは大事です。
また、「最終的に子供を諦められるか」についてですが、この言い方は露骨すぎますので言い換えますと、
「子供が出来なかった場合も、私と生涯生きていく覚悟も持った上で、一緒になってもらえるのか」
ということです。
なかなか勇気のいる問いかけかもしれませんが、結婚前に相手に確認をとっておくことは、相手に覚悟を持たせることに繋がります。
逆に、この時点で「うーんどうかな、今はまだわからないや」と言われたら、将来子供が出来なかった場合に離別という事態を迎える可能性が少なくないということです。
それでも結婚するのかどうかの覚悟があなたに必要となります。
出来る事は何でもするから子供が欲しいアラフォー女性がすること
もしあなたが35歳以上で、「どうしても妊娠出産したい」とお考えであれば、
今すぐ卵子の凍結保存をされることをおすすめします。
実は、私自身も諸事情により通常の「体外受精」とは別に、「卵子の凍結保存」を行いました。
卵子の冷凍保存をして、100%妊娠出産できるかと言ったら、そうではありません。
しかし、それがあなたが今出来る、唯一の、最善の選択だと私は断言します。
妊娠できるかどうかは、卵子の質が重要なカギを握っています。
卵子は、日々消滅しています。 そして絶対に新しく作られることはありません。
この記事を読んで下さっている間にも、あなたの卵子は消滅し続けているのです。
同時に生き残っている卵子の質も、一刻一刻と低下しています。
質が低下するということは、DNAの欠損が生じたりしているということです。
当然妊娠率自体も日々下がっていることとなります。
未婚で卵子の冷凍保存を無条件に行っている病院は非常に少なく、また、費用も高額です。
満足いく数の卵子が取れる頃には、新車一台余裕でかえるほどの出費となっているかもしれません。
ちなみに私は初診~十分な数の卵子の凍結完了までに87万3240円かかりました。
それでなくても婚活は何かと出費がかさむものです。しかし子供が欲しかったのに「産めない体になる」ことは、後悔してもしきれることではありません。
「何に替えても、自分の子供がほしいの!」と思われる方は、一度私の体験レポートをお読みになり、参考にしてもらえたら本望です。
⇒【卵子凍結体験談】未婚女性のための卵子凍結レポート。料金・流れを徹底解説。
特に「40代で子供が欲しい独身女性」にお伝えしたいこと
先日とある婚活サイトのお試し検索で、42歳の女性が自己pr欄の頭から「子供を生んで育てたいです」といったような書き込みをされているのを発見しました。
そこでいくつか、40代女性の方のプロフィールを拝見したのですが、ざっと見た限り、「子供が欲しい」と選択されている方が、「相手次第」と選択されている方よりも、かなり多いように感じました。
「子供が欲しい」を選択されていた方の9割が、「相手に子供がいるのは嫌だ」と回答しているところからいって、「自分の子供を生みたい」ということなのだと思います。
私は40代ではないとは言え、病気で子供を自然に授かれない体となり、体外受精を何度かトライした末に1人産むことができた身ですので、
「自分の子供が欲しい、けれど持てないかもしれない」という焦りや、苦しい気持ちは、少しはわかるつもりです。
結果的に子供を一人でも産むことが出来た私が言って良いことなのか迷いましたが、言わせていただきます。
もしあなたが40代の女性で、結婚相手を探している何よりの理由が、「子供が欲しい」ためだとしたら、結婚情報サービスでの婚活は、「非常に難しい」ことを自覚せねばなりません。
なぜなら、結婚情報サービスを介してあなたに声をかける男性は、40歳代女性の妊娠率を知らない子供が欲しい男性か、子供がたいして欲しくない男性のどちらかになるからです。
40歳を超えていて、本気で子供が欲しい場合は、結婚後即産婦人科に駆け込むことになると思います。
自然妊娠では頑張っても毎月5パーセント以下の妊娠率、さらにそのうちの40%以上が流産するという現実に対して、悠長な選択など出来ないからです。
つまり、あなたは結婚直後から、パートナーと共に不妊治療に勤しまねばならず、それ故あなたと結婚する男性は、「多くの男性が嫌がる不妊治療」に、積極的に参加してくれる方でなければなりません。
が、現在あなたは婚活市場で、他の物凄い数の女性と共に、店頭に並べられている身でもあります。
1000人いたとしたら、その内の400人以上は、あなたよりも若く、妊娠する可能性が高い女性です。
その中で、あなたは「不妊治療に協力的」で、且つ、「最悪子供ができなくても良い」と思ってくれる「子供が欲しい」人を最低必須条件として、相手を探さねばなりません。
そのことを考えると、条件ありきの婚活市場で、あなたが理想の相手を見つけるのは、かなり困難と言わざるを得ません。
40代女性が婚活から子供を持つ機会を得る現実的な手段
厳しいことを書いてしまいましたが、あなたが子供が大好きで、最悪自分の子供でなくても慈しめるという自信があるのなら、婚活からの結婚で子供を作る機会を得ることは不可能ではないと思います。
あなたにとっては不本意な提案かもしれませんが、現実的な方法の1つとして、お聞きいただければと思います。
それは、
「子持ちのバツイチ男性で、且つ、新たな奥さんとの間に子供を望んでいる方と結婚する」
ことです。
子供のいるバツイチ男性は、どんなに性格が良くて、収入も安定していても、婚活市場では、なかなか女性に支持されないのが現状です。
子供が奥さん側に引き取られていても、養育費の問題などもあり、初婚の方はどうしても敬遠しがちです。
初婚の方と比べて、多くの山が待ち受けている可能性が高いですが、相手が「事情あり」な分、あなたの「事情」に対して、理解を示す方も少なくないと思います。
子供を得るチャンスのある結婚を目指すなら、選択肢の一つとして、加えてみることをおすすめします。