相談者鹿子さんの婚活状況と情報詳細
婚活歴:【3か月未満】
20代の時に【大手S相談所】、【30台前半】の時に【大手O相談所】でそれぞれ1年程度活動経験あり。
現在使用中の婚活ツール:
【連盟2つに所属している】個人系結婚相談所
悩みの内容
- 「色覚特性の遺伝子を持っている」「姉が発達障害の障害者手帳を持っている」ことをいつ伝えるか
- 子供を持つことにこだわるべきか
私について
年齢:【30代半ば】歳
性別 女
職業 【会社員】
年収 【350万円~400万円】
婚活地域:
【そこそこ婚活人口が多い地域】
その他詳細情報
家族構成
【ご高齢のおばあ様】老人ホーム(両親とも【事情により】介護できないため)
父【65-70】歳 【自営業】
母【65-70】歳 【専業主婦】
姉【2歳上】 無職 独身 家事手伝い 発達障害の障害者手帳あり。家の中では普通に過ごせるが、強いストレスがかかるとヒステリーやパニックを起こす。
弟【3歳下】 父の跡継ぎ修行中。既婚、子供【複数人】
妹【8歳下】 既婚 【今年】第1子出産
(すべて別居)
容姿:【人並み以上の外見】
身長【160㎝前後】。
服はデパートでSかMサイズ。きれいめ系ファッションが好き。
最終学歴:【有名私大の堅実な文系学部】
部活で【伝統芸能】に入門し、楽しく打ち込みました。今でもOB会に参加しています。
長所:まじめ、素直、努力型といわれます。
短所:興味のないことにはまったく関心が持てない 自分に自信がない 感情が顔に出やすい 腹痛持ち
趣味:おいしいパン屋さんを探して焼き立てを食べる 神社仏閣散策 作ったことのない料理に挑戦する
重要度はそんなに高くありません。できなければ、その時に応じて楽しいことを見つけられると思います。
特技:【書道。段をお持ち】
最近の休日の過ごし方:上記の趣味をひとりでのんびり楽しんでいます。
家事能力:好きですし、ひととおりできます。特に掃除が好きです。
相手探しで重要視すること:タバコを吸わない、子供なし、50歳以下
相手に強く望むこと
私は父が色覚特性(いわゆる色弱)なので、私自身は普通の見え方ですが、私が子供を産めば男の子なら50%の確率で色覚特性が出ます。それを受け入れて、子供を作ろうと思ってくれること。
私の姉は発達障害ですが、それを受け入れてくれること。(同居や扶養は不要です)
スキンシップを大事にしてくれること。
家事をしっかりしたいので、大黒柱であってくれること。
提示している希望条件:
関西在住 年収400万円以上 高卒以上
恋愛遍歴
交際経験は婚活のみです。【5年前】、日常生活から結婚につなげるのは無理だと判断し、【大手O相談所】入会。
同時に両親も釣書を配ってくれ、そのうちの1人と2年の遠距離交際ののち34歳で結婚。
完全なセックスレスとモラハラが理由で36歳で離婚。翌月に結婚相談所に入会して現在に至ります。
最初の夫は色覚特性を「見え方が違うだけ、問題ない、子供も作ろう」と言ってくれ、姉のことも、あちらの兄もひきこもり状態だったため受け入れてもらえました。
しかし結婚初夜からスキンシップを拒まれ、話し合いも応じてもらえず、ささいなことで怒鳴られる日々が続き、疲れ果てて別れました。
弱点
離婚歴があること
子供が産みたいのに遺伝性事情があり、すでに【30台半ば】であること。
ご相談内容
私の事情をいつ伝えるか。
子供をもつことにこだわっていていいのか。
【今年の春】に活動を開始しましたら、順調にお見合い申し込みをいただき(1週間で40件ほど)
その中で条件の合った方3名とお見合い。
(申し込みはこちらの条件外の方からも来ます)
そのうちの1人、10歳年上ながらとても元気で明るい方で、一緒にいて楽しく、交際に。
3回デートしたところで、上記の事情を伝えました。
「子供は欲しいの?」と聞かれ、「欲しいな」と即答したところ明らかに雰囲気が変わりました。
その後、「家族に話したら反対された。守りきる自信がない。自分もすぐに子供が欲しいと思えない」とお断りがありました。
(その方はプロフィールでは子供は「どちらでもよい」でした)
非常にショックでした。
自分にとっては、父はそれでも立派に働いてきたのであり、日本人男性の20人に1人が持っているものであり、「問題ない」と言ってくれる男性を探せばいいのだと思っていました。
また、子供は大好きで、母にならない人生などはこれまで想像の外にありました。
【30台半ば】になった今は「絶対に産むとは言えないまでも、40歳までは努力したい」と思っていました。
しかしながら、パートナーと子供、片方しか手に入らないならどちらが欲しいのかと問われれば、一生仲良く暮らせるパートナーなのです。
幸い私はプロフィール写真は良い出来らしく、婚歴学歴身長体重問わずにしていることもあり
現在もお申し込みが週5件程度来ています。(半数以上、年収や子供有無が条件外の方ですが)
子供を作ることに固執して、このまま40歳になってしまえば、パートナー探しは難しくなるばかりではないのか?
しかし、子供を産めるのもあと数年。あと数年だけ子供にこだわって、40歳になったら子供はすっぱりあきらめてパートナーを探した
ほうが後悔が少ないのではないか?その場合は、どのくらい結婚な話が具体化した段階で話すべきなのか?
自分がどういう状況にあるのか、客観的にご意見いただきたくご相談させていただきました。
妹も同じ状況なのですが、恋愛結婚であることもあり、受け入れてもらって先日かわいい男児を出産しました。
その子が色覚特性を持っているかは、まだわかりません。
講座はほぼ全ページ読ませていただいたつもりです。相談の過去ログはまだあまり読んでいません。
よろしくお願いいたします。
※頂きましたコメントの【 】内に関しましては、個人情報を配慮しさかなの手によりぼかしています。
(実際には詳細にお書きいただいており、その状態で拝見した上での回答となります)
さかなの回答
鹿子さんこんにちは。
記述頂いた内容、文面から、鹿子さんの結婚に対する強いお気持ちが伝わってまいりました。
鹿子さんが望む未来を掴む一助となることを願いながら、私の考えを伝えさせていただきます。
――
鹿子さんは、
- 自立した生活を営まれ、年収は女性として平均以上でいらっしゃる
- 容姿は人並み以上、お申し込みも希望内の人から頂けている
のですね。
鹿子さんの婚活を通常以上に困難な状況にしているのは
- 子供を希望したいが、ご自身が色弱保因者である
- 発達障害で自立した生活が困難なお姉さまがいらっしゃる
この2点で、「相手にこれらを伝えるタイミング」に悩み、また、「子供にこだわって結婚のチャンスを逃す」ことに不安を感じていらっしゃるのですね。
長くなりますが、1つ1つ私がお伝えできるところをお話したいと思います。
※婚活でのご縁は、タイミング等、運が左右する部分も決して少なくありません。
ですので私のアドバイスが確率論となってしまうことは、ご了承いただければと思います。
■前提として――
色覚特性があることと、お姉さまに発達障害があることは、担当のアドバイザーさんに伝えていらっしゃいますでしょうか?
家族の障害や遺伝因子についてプロフィールに表記するルールになっていた場合の話ですが、書かないでデート後に打ち明けるのはリスクが高い行為であるように思えます。
何回目のデートであるかに関わらず、「違反行為・モラルの無い行為」と相手に受け取られてしまう気がします。
表記するルールだった場合、書くことでお申し込みは今より目に見えて少なくなってしまうと考えられますが、「違反行為」と思われかねない行為は、結果的に鹿子さんの時間を大きく無駄にしてしまう危険があるような気がします。
―
―以降、プロフィールに家族性遺伝や障害の記載義務が無い、という前提でお伝えしてまいります。
鹿子さんもお考えの通り、鹿子さんの場合は、「お子さんに拘るかどうか」で、婚活の仕方が大きく変わってきます。
■お子さんに拘らないで婚活なさる場合
「お子さんを希望しない男性」と「子供にこだわりの無い男性」の両方からお相手探しが出来ます。
お姉さまの扶養の必要がないとのことですので、30代~40代前半の一部男性と、男性40代後半~50代の男性と、ご縁がつながりやすいと考えられます。
お相手探しの幅は、お子さんに拘る場合と比較しますとかなり広がると思います。
遺伝因子とお姉さまのことを打ち明けるタイミングですが、初回デートで打ち明けるのは執着度的に考えて2回目に繋がりにくいですし、5回以降のデートになると「何故今になって」と思われてしまう可能性が高いです。
お相手の温度の高さによって、2回目、もしくは3回目に打ち明けるのが最良のタイミングだと私は考えます。
打ち明け方としましては、
「将来姉について負担する必要性も無い、迷惑は一切かけない」
「子供を希望するなら自分も嬉しいが、自分には色弱保因子があるので、男の子が生まれた場合だけ1/2の確率で色弱となる」と説明するのが、お相手の心の抵抗を出来る限り抑えられるかな、と思います。
ただ、どうしても保因子や障害をお持ちの兄弟がいない方と比べてマイナスの気持ちを持たれやすいと思われますので、お相手の温度は出来る限り上げた状態にして打ち明けて頂きたいです。
(好印象を与え方については、当ブログや、ブログ内で紹介しております本などを参考になさって下さればと思います)
■30代のうちはお子さんに拘り、40歳から拘らないで婚活なさる場合
40歳まで良縁に結びつかなかった場合の話をさせて頂きますと、40歳の鹿子さんに興味を持つ男性の年齢の幅は、今より一段上になると思われます。50歳~60歳といった年齢の男性からのアプローチが増える気がします。
この世代になると婚姻歴あり、お子さんありの方もより多くなると考えられます。
こういった点を受け入れられるかどうかかな、と感じました。
■お子さんに拘って婚活なさる場合
「お子さんを希望する。生まれてくる子が色弱であっても構わない。(年齢的に)不妊治療の可能性も受け入れられる」
といった男性を探すことになりますので、鹿子さんも重々ご承知だとは思いますが、婚活は非常にいばらの道となると考えられます。
(ちなみに、子供の希望をどちらでもないにしている男性は、基本的にお子さんに対してそこまで強い思い入れがない方であったり、子供を持つことに弱腰であると考えられます。こういった方々は、お子さんをはっきり希望されている方以上に、色弱といった特性を受け入れられる人が少ない気がします)
ところで、お姉さまの発達障害は、遺伝要因ではないのでしょうか?
お医者様の見解はいかがでしょうか?
もし、先天性の発達障害が疑われる場合ですが、鹿子さんのお子さんは他の多くの女性と比べて、確率的には発達障害で生まれてくる可能性が高くなると思われますので気になりました。
残酷な話ですが、競争市場とも言える婚活フィールドで、
「お子さんを希望する。生まれてくる子が色弱であっても発達障害であっても構わない。(年齢的に)不妊治療の可能性も受け入れられる」
と考えられる男性は、残念ながら非常に少ないと考えられます。
例えば趣味やコミュニケーションの相性や、容姿や年齢やその他背景的に、「鹿子さんのような素敵な女性にはもう巡り合えない」、と相手に感じさせることで良い結果を招く可能性もあるかと思いますが、お相手自身が似た境遇でいらっしゃるとか、お子さんがいらっしゃる男性も視野に入れて広くお探しになった方が、ご縁に繋がる可能性が高いのでは、と私は思います。
この場合は、最大限相手に好印象を与え続けた上で、3回目位のデートで告白なさるのが良いかと思います。
前回のお相手の時のように、3回目で打ち明けてお断りされる可能性も低くありませんが、このタイミングで言わずに5回目以降に言うことで良い結果に至れるかと言われたら、そうない気がします。時間も大事ですし、一番良いと私が考えるのは、やはり3回目です。
・発達障害が後天性のものだった場合
「姉の発達障害は後天性のものだから遺伝しない。お医者さんがそう言っている。また、将来姉について負担する必要性も無い、迷惑は一切かけない」と説明することで、お相手の心の抵抗は減るかと思います。
・鹿子さんの結婚後の生活について
お相手に大黒柱になってほしい、ということですが、これは専業主婦になる、ということでしょうか?
それとも、結婚後、家事と両立可能な職に転職希望とのことでしょうか?
鹿子さんが自立した女性であり、立派な収入がある点は、鹿子さんが婚活する上で大きなメリットになっていると思います。
この点について、ある程度柔軟な考えをお相手に示した方が、ご縁に繋がる可能性は高いと私は感じました。
■+α
色弱に関してですが、「女の子だけを生む」という選択肢もあると思います。
私は不妊専門の医院で体外受精で子供を授かりましたが、その病院は、事情によっては生まれてくる子の性別を選んで体外受精することが可能でした。
詳しい話は割愛しますが、受精卵として体外で成長させた時点で性別の確認が可能で(確認の際に細胞が傷つくリスクはあるとのことです)、女の子のDNAを持った受精卵を胎内に返して妊娠に至れば、女の子が生まれてくるとのことでした。
色弱が対応可能な事由かはわかりませんが、探せば対応してくれる病院があるかもしれません。
これが可能な場合(且つお姉さまの発達障害が後天性の場合)、更にご縁の可能性が広がる気がします。
「姉の発達障害は後天性のものだから遺伝しない。将来姉について負担する必要性も無い、迷惑は一切かけない。色弱保因子はあるが、女の子には発現しない。専門の医院にかかれば女の子を選んで授かることも出来そう」
■最後に
最近妹さんにお子さんが生まれたとのこと、状況は全く違いますが、私には不妊治療経験がありますので、少しは鹿子さんの複雑な心中を察せられる気がします。
鹿子さんは女性として普通の幸せを求めているだけなんですよね。
なのに、目的地の山頂は、普通の女性よりもかなり高みにある…
鹿子さんは、伝統芸能に楽しく打ち込んだり、長くお付き合いが続いている仲間達がいらっしゃり、焼き立てのパンを食べる時に幸せを感じる可愛らしくて素敵な感性をお持ちな方です。
条件先行という婚活の世界で本当に厳しいお立場におかれていらっしゃると思いますが、鹿子さんが日頃の幸せをしっかり感じ受け止め、楽しんで過ごされるお姿が、鹿子さんの魅力となって外に漂い、ご縁を引き付けること思います。
今後の良縁を心から願います。