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ときめかない結婚で幸せになれる?「恋愛と結婚は別」の真偽と恋愛結婚の是非-結婚相手の選び方3

婚活相手にときめかない 結婚相手の選び方

前回は、理想の結婚相手探しの落とし穴について、お伝えしました。

では、この落とし穴に嵌らずに最良の結婚相手を得るにはどうしたらいいのか、ですが、そのためにはまず初めに、ある固定概念を取っ払ってもらわねばなりません。

この固定概念は、たいていの方にカッチカチに根付いている、現代ではもはや常識を通り越してこの世の真理とも並ぶであろう価値観です。

その取っ払ってもらいたい固定概念とは、

「恋愛の延長上に結婚がある」

という概念です。

恋愛感情と幸せな結婚生活に相互関係はない

「は?この平成の御代に、恋愛しないで結婚しろって?寝言は寝てから言え」

お怒りはごもっともです。

正確には、以後全く恋愛するな、という意味ではないのですが、結婚相手にときめきを求めるな、だなんて、憧れの結婚生活に向かって頑張っている方に言うのは極めて理不尽だと思います。

けれど、それを承知で申し上げます。

ときめきセンサーをしばらくの間、完全オフにして婚活をしてください。

恋は盲目。

私は、これ以上の格言を知りません。

見た目、しぐさ、香り、人を魅了する特技、年収、職業、社会的地位・・・

あなたは、結婚相手を探しながら、「僕を、私を、幸せにしてくれる人かな」と探るのと同時に、あなたの中のあらゆるときめきセンサーをフル稼働させて、

「この人にときめけるかな」

とサーチしていたと思います。例え無意識にでも。

まるで、自分を幸せにしてくれる人=自分がときめける人であるかのように

けれど、敢えてズバッと申し上げます。

それは、

幻想です。

勘違いです

むしろあなたのときめきセンサーは、ほとんどの場面に於いて、すべき判断を狂わせます。

あがらい難い刹那的欲求の波はあなたをまるっと飲み込み、長期安定型の穏やかで優しい日々を遠くへ押しやるのです。

もう一度言います。

ときめけない相手とは、幸せな結婚生活が送れない、という考えは、

なんの根拠もない思い込みです

婚活からの恋愛結婚を全く勧められない理由

「なんでそんな頑なに恋愛感情を排除しなきゃならないの?」
と、納得いかない方もいらっしゃると思います。

ですのでまずは、ときめきセンサーが発動しているとどうなるのかをお話ししますね。

「恋は盲目」は、脳科学的に見ても真実

恋人に首ったけ

ときめきセンサー発動中=恋したいと感じ、ときめける相手を探している状態です。

恋をしている時って、何とも表現し難い鮮烈な感情、特有の多幸感で心が満たされますよね。

実はこの多幸感は、本能によってもたらされているものなんです。

本能は子孫繁栄のために、「良い子孫を残せそうだ」もしくは「安心して子育てできそうだ」と感じた異性をターゲティングし、「この人と子作りしたくなりなさい」という指令を出します。
この指令を受けた脳は、ターゲティングした相手といる時に「強烈な快感」を感じさせる脳内物質を分泌させ、それと同時に、「この人と身も心も深く繋がりたい」という切実な思いを抱かせます。

この時分泌される脳内物質の名を、ドーパミンと言います。
「脳内麻薬」という異名を誇るこのドーパミンの快感作用は凄まじく、気力は充実、疲れをも吹き飛ばして「ハイ」な気持ちにさせてくれます。

「もうっ最高!!」

という状態にしてくれるドーパミンですが、実は非常に厄介な性質をあわせ持っています。幸福感をもたらすと同時に、扁桃核という、脳の批判や判断を司る場所の動きを鈍くしてしまうのです。

つまり、人は恋をしているとき、ときめいている相手に対して冷静な判断ができなくなり、通常は不快に感じるようなことも、気にならなくなってしまうのです。

この現象を私は「あばたもえくぼ現象」と呼んでいます。

人はこの「あばたもえくぼ現象」により、通常モードの自分なら「嫌だな」と思うことが気にならなくなり、重症だと「この人に限っては、それがまた良い」などと感じながら、子作りのための行為まで一直線になります。

本能は、とにかく子作り優先なのです。まずは子孫を作れ、後のことは知らん、と言わんばかりに、あなたの心と体を相手に縛り付けます。

恋は時限爆弾

ドーパミンは、時限式の化学物質で、特定の異性に対して永遠に分泌されるものではありません。
恋心の場合は、長くても3年で切れると言われています。

この特性もまた、本能の計らいだという説があります。

「この人との子作りの時間は十分にかけた。より確実な繁栄のために、別の人との機会を得よう」と判断し、現在の恋人へのときめきをオフにして、愛着を失わせようとするのです。

…結婚から3年目に山が来る、という通説に、妙に納得してしまいますね。

まとめますと、

婚活で「ときめく相手」を見つけて結婚するということは、

「諸々の相性を確認し合った上で結婚し、心地よい結婚生活を送ろうと活動していたのに、冷静な判断が出来ない、不快を不快と感じない状態で、気持ちの盛り上がりに任せて入籍してしまう
ことを意味します。

本末転倒です

「でも別にー、そんな厳密に条件とか求めてないしー。条件がそこそこ一致していて、恋愛で結婚できたら一番良くね?その先のことはお互いさ、譲り合いっていうか

というご意見もあるかと思います。

譲り合い、ごもっともです。

あなたが例えば、
家の内装や家具をあなたが全く興味のないキャラクターのもので全て統一したいと言われて、
受け入れられるくらいの心の柔軟さがある方なら、

きっと恋愛結婚後も、末永く上手くやっていけると思います。

まずはときめけなくても、信頼と絆により愛情は深まっていく

今は、「結婚が見えてきた頃に、関係性の深まりによって愛情が膨らんで、ときめきまで得られたら儲けもの」くらいの気持ちでいて下さい。

初めて会った時、

「手をつなぎたいとか、キスをしたいとか、全然思えなかった」
「ピンとこない」

そう感じた方を、あなたは結婚相手候補から遠ざけてきたかもしれません。

「生理的になんか嫌な感じがした」

まで来ると、さすがに私も「やめておきましょう」と言いますが、単に「実際会ってみたら、ときめく要素がなかったんだよね」という理由で相手を取捨選別していたのであれば、

「恋愛感情ありきの婚活」という世間の常識を、まず、乗り越えてください。

そうすることであなたは、目の前のお相手があなたに安寧な毎日をもたらす相手かどうかの判断を、より正確に行えるようになります。

次回は、お相手候補が希望している結婚相手の条件が真実とは限らないをお送りします。