婚活デート3回目。
本記事をご覧のあなたは、次で3回目の逢瀬となるお相手に対し、特別な好意を持ちはじめているか、または冷静なまなこで相性の良さを最終判断しようとなさっているかのどちらかだと想像します。
いずれにせよ、この地点に到達されたあなたに私は拍手を送ります。
あなたは複数人掛け持ち当たり前、「ピンとこなかった」という理由で1回でお断りする人がゴロゴロいる婚活市場で、3回デートしても良い人だとお相手に思われたのです。これはすごいことです。
2回も再指名(もしくは再指名にOK)されたことに、自信を持って頂きたいです。
さて、婚活3回目デートを控えた男女が抱えがちなお悩みとして「もう3回目だけどいつ頃告白するのがベスト?」といった交際にステップアップしたい場合の疑問と、「そろそろ相手を見極めなきゃいけない時期だけど、正直まだこの人だ、とまでは思えてないんだよね…」という判断の迷いの2種類があります。
婚活サポートのプロとして、それぞれアドバイスさせていただきます。
婚活3回目のデートで告白は、ナシではないが少し早い
あなたがお相手に好意を持ち「この人を逃したくない!」と思っている場合、3回目のデートで告白してしまいたい衝動をお抱えだと想像します。
私としては、あなたが超多忙もしくは遠距離で月2回も会えないといった特段の事情がない限りは「次回の告白を予感させるトークをする」にとどめるのがベストであると考えています。
何故かと言うと、婚活での告白のその先に待ち受けるのは、「結婚生活」だからです。
婚活で告白するということは、(出会いが結婚相談所ではなく婚活サイトやマッチングアプリだったとしても)結婚相手候補を定めて次の段階へ進む行為に他なりません。
それなのに、「好き好き好きこの人を早く自分のものにしたい!!」という思いに駆られ、日常生活の中での相性やライフプランの希望をほとんど話し合っていない状態で交際に至るのは、目隠しをして断崖を歩くようなものです。
子供は2人は欲しい
結婚後すぐに妊活したい
転勤は絶対したくない
年に2回は旅行に行きたい
一生賃貸暮らしが良い
相手親との同居はしたくない
無音が苦手だからテレビや音楽をつけっぱなしにしていたい
寝室は別室でないと無理
衝突して感情的になった時は冷却時間を置きたい
会話する時間を毎日1時間は欲しい
これらは一例ですが、あなたには共同生活の中で「これは受け入れてほしい!」「これは絶対無理!」と思えることが少なからずあるはずです。
それらに無頓着なまま結婚前提の交際に進んで、後々「価値観の相違」を理由に別れるとしたら時間の浪費以外の何物でもありません。
共同生活やライフプランで譲れないこと・絶対に受け入れてほしい希望は、告白の前に意思表示をし、反応を確認しておきましょう。
※「自分の結婚観がぼんやりしてるんだよね」という人は、こちらの記事をどうぞ。
⇒理想の結婚生活のための38の質問であなた自身を掘り下げる
ただ、いくら婚活で出会った者同士とはいえ、将来の約束をしていない関係性の相手を質問漬けにするのはデリカシーに欠ける行為です。
スマートに確認する方法について、1つ章をまたいで解説しますね。
※いやとにかく告白するんだ!という人は、こちらの記事をどうぞ
⇒婚活で告白するタイミングや告白の仕方について
婚活3回目デートを控えていても正直まだこの人だ、とまでは思えていない場合
決め手に欠ける理由が、「相手にときめかない」である場合は、「あなたが求めるのが安寧な結婚生活ならば、ときめかなくても大丈夫」と私は回答します。
ときめきは一過性の脳内麻薬であり、ほぼ例外なく3~4年後に失われるものです。
「恋愛と結婚は別」の真偽でもお伝えしていますが、「好き」という感情には2種類あります。一つは「恋愛感情の高まりによる好き」、もう一つは「信頼と絆の深まりによる好き」、幸せな結婚生活のために必要なのは後者です。
そして、後者はある程度の時間をかけて育まれていくものですから、2、3回会った時点で感じられることは稀です。
あなたが「好きと感じられる人を選びたい」のなら、「人として」好きになっていけそうな要素があるか…例えば、あなたが親友に感じる尊敬する部分だったり、考え方や反応などで、ジャッジなさるのをおすすめします。
加えて、前章でお伝えしたように、「絶対譲れない価値観」についてお相手に確認することが大切です。
次章で、スマートに確認するためのコツをお伝えしていきますね。
婚活3回目のデートで譲れない相性を確認するコツ
婚活デートも3回目となると、相手から質問を言い出してくる場合も少なくありません。
私も現役時代、3回目の逢瀬で急に、結婚に関わりの深い話をされることが多かったです。
「転勤についてどう思いますか?」
「僕は、仕事を頑張りたいので、家庭を守ってくれる人がいいなと思っているんです」
といったような具合でした。
まずは相手の出方を見て、話を切り出されたら、それに乗って展開させていきましょう。
相手から結婚観に迫る話をされた際の対応
お相手から結婚観や結婚後の生活についての話をされた場合は、偽らずに自身の考えをお話しましょう。
ここで無駄に相手に合わせて嘘八百を並べたところで、将来に何のメリットもありません。
但し、用いる言葉や言い回しについては、慎重を期してください。
お相手の気持ちを傷つけたり、意見を真っ向から否定するような表現はしないで頂きたいと思います。
例えばあなたが動物嫌いで、
「犬が好きなので、結婚後は室内犬を飼いたい。どう思う?」
と聞かれた場合に、
(ムリムリ犬とか臭くて大嫌い!毛で部屋が汚れるの嫌だし。飼うなんてありえない。絶対に無理。完全に無理)
と、心の底から思ったとしても、
「実は動物は苦手で・・・。厳しいなあ」
と、きちんと主張しながらも、使う言葉は柔らかさを意識して下さい。
それ以上追及されたら、より否定せざるを得ませんが、最初から完全否定は控えた方が良いです。
そして、話の空気が「結婚観や将来の生活についての確認タイム」というような流れになったら、
「ほかにも気になることはありますか?何でも聞いて下さい」
と、相手に聞くように促しましょう。
相手が聞くことに応えることで、相手に聞かずして、結婚生活において相手が重要視している部分を知ることが出来ます。
相手の気になる情報を一つ一つ自分発信で聞くことは、詮索してるな、と捉えられることもあり、出来るなら相手発信で導き出したいところです。
相手が「うーんすぐに浮かばないなぁ」と言った際には、
「例えば、家事についてとか」
といった風に、1つ2つ、自分も気になる部分をざっくりしたタイトルで提起してみましょう。
それが一段落して、「あなたが聞きたいことは?」と聞かれたり、あなたの絶対譲れない部分や強く望む部分で未確認なことがあれば、話しておきましょう。
自分から主張したり質問する場合も、言葉選びには気を使ってください。
「プロフィールにも書いていたけど、転勤がある仕事なんだ。こうしてデートをしてくれてるってことは、この点はOKってことだよね。当然、転勤になった場合は、ついて来てくれるんだよね」
みたいな聞き方はやめましょう。
自分から結婚観に迫る話をする場合
3回目のデートの後半タイムに入っても相手が何も言って来ない場合は、あなたから聞き出しましょう。この場合2パターンの方法があります。
1つ目は、ストレートに、「結婚に関して、自分に何か聞いておきたいことはある?」と聞く方法です。
しかしこれはあまりおすすめ出来ません。
なぜなら、相手が聞きたい気持ちでいた場合、相手が物凄く奥手でないかぎり、既に話題に挙げているはずだからです。
この時点で全然聞いてこない場合の主たる可能性は3つあると思われます。
- 相手はもっとゆっくりとしたペースであなたを知っていきたいと考えている。
- 特筆して聞きたいことがない。(プロフィールに記載されている情報で納得済)
- あなたとのやり取りを今回で終わりにしようと決めている
「今日が最後」と思われている場合はなす術なしですので置いておくとして、「ゆっくり知っていきたい」「特に聞きたいことが無い」場合は、あなたが「何か聞きたいことがある?」と聞いたところで、有益な情報は引き出せないと思います。
そして、その後、あなたばかりがあれこれ確認するのも気が引けて、お相手の事を聞きだしづらい状況になってしまうことも考えられます。
けれども、聞いておくべきことを聞いておかなくては無駄に時間を割く結果になってしまいますし、大事な項目についてはそろそろ確認をしておきたい頃合いです。
私が推奨する方法は、出来るだけ自然な会話に絡めて必要な情報を引き出す方法です。
楽しく会話をする中で相手の結婚観に触れていく
例えば
自分の両親が将来1人ぼっちになった時は、同居してもらいたい。
という絶対譲れない条件があった場合、
「先週、半年ぶりに両親にあったんですが、急に白髪が増えたように見えました。これまであんまり意識してこなかったけど、親も歳をとっていくんだなあ、って実感しましたー」
といった切り口から初めて、
「カク男さんのご両親って、確かまだお若かったですよね」
と、相手に話を振ったりしつつ、
「今はまだ全然考えられないけど、いつか、親のいない日がやってくるんですよね・・・どちらかが一人になった時のことを考えたりすると、心配になっちゃいますよね」
と、相手に同意を求めつつ、
「カク男さんは、ご両親の将来について、考えたこととかありますか?」
と、投げてみます。
この流れで、「マル子さんは?」となる可能性が高いので、
「そうですねー。1人になっちゃった時は、やっぱり一緒に住んであげたいって思っちゃうなぁー」
と言い、反応を見てみましょう。
「マル子さんは?」とならなかった場合は、仕方ないので、
「そうなんですかー。私は(も)、1人になっちゃった時は、やっぱり一緒に住んであげたいって思っちゃうなぁー」
と自分で意思表示しましょう。
こういったことは、当日になってパッとは出来ないと思いますので、3回目のデートの前までに話題の振り方等、下準備をしておくことをおすすめします。
「しかしまどろっこしいなあ、なんでこんなことする必要があるの?」
という声が聞こえて来ましたのでお答えしますと、
あなたの好感度を下げない為です。
婚活がうまくいかない理由でもご案内しましたが、お相手候補はあなたを恋人(ときめける人)としての立ち位置でも審査しています。
婚活をされている多くの方が、恋の延長上に理想の結婚があると信じているのです。
条件の確認を殺伐とこなすのは恋愛結婚との相違を露骨にします。
条件ありきの婚活をしておいて矛盾を感じたりもしますが、興ざめしてしまう人も少なくないのです。
相手が、「なんでもぶっちゃけ合おう」というタイプの方でしたら、それに沿えば良いと思いますが、相手のスタンスが見えない限りは、配慮するに越したことはないと私は考えます。
最後に
今回は、婚活3回目のデートで確認しておきたい「絶対に譲れない部分」の相性を確認して頂く方法をご案内しました。
しかし、これはあなたにとっては言わば「最低合格ライン」であって、これらがOKだったら誰でも良い、というわけではありませんよね。
次回以降、私自身の例も交えて、よりあなたに合うタイプの方の見つけ方について、ご案内してまいります。
それでは今回も長文お疲れ様でした。
またお会いしましょう。