まずはじめに、タイトルに「アドバイザーの使い方」だなんて、結婚相談所のアドバイザーさんが聞いたら「お前何様」と言われてしまいそうですが、私は結婚情報サービス利用中、アドバイザーさんが「会員さんに私たちのことをもっとコキ使ってもらいたいんですけどねー」とおっしゃっているのを耳にしていましたので、敢えてこの表現をさせていただきました。
これから私がお話しようとしているご案内は、結婚情報サービスのアドバイザーに限った話となります。
何故これを限定するのかと言いますと、その理由は、結婚情報サービスのシステムにあります。
ここで少しおさらいさせてください。
結婚情報サービスは大きく分けて、3種類ある
ご存知の人もいると思いますが、婚活情報サービスは、ある程度種類分けをすると3つに分かれます。
- ネット完結型 結婚情報サービス(婚活サイト)
- オーナーの個人経営の結婚相談所(連盟に加盟している小規模結婚相談所)
- 全国区に支社展開する結婚相談所(結婚情報サービス)
1.ネット完結型 結婚情報サービス(婚活サイト)について
ネット完結型の結婚情報サービスは、ブライダルネット、エキサイト婚活、恋愛結婚エンジェル等、ネットだけで入会から出会いの約束まで完結できるサービスです。会員はサイト内で、検索・メール・掲示板などのシステムを提供されて、それを利用する形となります。ネット情報サービスには、担当アドバイザーは付きません。ですので、この話は対象外となります。
ご参考記事:⇒ネット婚活を1から知る
…少し話が脱線しますが、サイトによってはその代用としてなのか、充実したアドバイスコラムがあったりします。
が、いくら公式のアドバイスのコラムと言えども、丸呑みにはしないほうが良い気が私はしています。
先日とある婚活サイトの専任アドバイザーのコラムを目にしたのですが、アラフォー女性の「デート時の服装」についての相談のアンサーが、
「男性は若い雰囲気が好きなの、20代の服装をすれば、あなたも若く見えるわよ」
と言った、非常に思い切ったアドバイスでした。相談者も「分かりました!」的な反応でした…
個人的には、それを信じて実行なされたであろうアラフォー女性が不憫でなりません。
話を戻します。
2.オーナーの個人経営の結婚相談所(連盟に加盟している小規模結婚相談所)
個人規模の結婚相談所は、イメージで言うと、「町の不動産屋さん」といったところでしょうか。相談所自体がどこかしらの連盟ネットワークに加入していて、そのネットワークを使ってお見合い相手を紹介をするパターンが多いです。
個人規模の相談所はアットホームで密なお世話をしてくれる素敵な相談所さんがある一方で、成婚料に経営がかかっているために「成婚主義」ならぬ「成婚させちゃえ主義」となってしまっている相談所もあると聞いています。
私は連盟下の結婚相談所の会員さんから、
- ノルマを達成したいのかインセンティブを得たいのか、希望条件外のお相手とのお見合いを半ば強引に組まされた
- 紹介を断り続けたら「あの人はココがいや、この人はココが嫌…そんなにわがまま言えるほど自分が魅力的な人間だと思っているの?」といったような責められ方をした
といった相談をもちかけられたことがあります。
(言われたご本人たちの名誉のためお伝えしますと、その後に納得のお相手を見つけて結ばれました)
勿論アドバイザー全員がそういう反応をするわけではありません。
が、残念ながらそうではない担当さんに当たってしまった場合、私のご案内する方法はリスクが大きい気がしています。
…またまた余談となりますが、連盟系の結婚相談所にお世話になる場合は、その結婚相談所のツイッターやブログをチェックすると、オーナーのお人柄がある程度想像できます。
自分の相談所の会員さんの愚痴や、上から目線のダメ出しアドバイスばかりしているアドバイザーも少なくありませんが、そういった人を敢えて選ぶ必要はありません。あなたを優しく上手に導いてくれる結婚相談所も存在します。
それでなくてもしんどい婚活です、厳しく統計論を突きつけ自己肯定感を削ぎ、妥協の成婚に至らす結婚相談所が良い相談所と考えるのは、個人的には違和感を覚えます。
3.全国区に支社展開する結婚相談所(結婚情報サービス)
全国区の結婚情報サービスは、オーネット、ツヴァイなどが該当します。
ざっくり言えば、身元が厚く結婚本気度が高い会員と出会うためのマッチングサービスです。
ご参考記事:⇒結婚相談所を1から知る
「担当アドバイザー」はつきますが、在籍の会員をサポートがメインのお仕事ではない場合も多いです。
成婚料を取らないため成婚ノルマが無く、かつ基本給もしっかりしているためか、相対的に見ると担当アドバイザーの必死度は低めです。
つまり、
全力で会員を成婚させようとまで強引にはならないが、頼られたらそれなりに対応するよ
といったモチベーションの担当さんが多いのが、支社系結婚情報サービスの特徴だと私は感じています。
担当さんがこういったスタンスである場合に限って、これからご案内する内容は生きてきます。
結婚相談所の担当アドバイザーには気に入られるべし
支社系結婚相談所は、ネット婚活と比べると料金が高いです。
もしかしたらあなたは、
「これだけお金払ってるんだから」
とか、
「なんか担当さん気に喰わないんだよなあ」
といった理由で、ちょっと横柄な態度を取っていたりはしませんでしょうか。
そこまでいかなくても、完全に「お客さん意識」で担当さんと接していたりはしないでしょうか?
心当たりのある方は、今すぐ態度を変えることをおすすめします。
そして、担当さんと「対等」もしくはむしろ自分が少し下手に出るくらいに腰を低くし、親密になってください。
何故かと言いますと、あなたが担当さんに好かれることで、あなたがメリットを享受する確率が高くなるからです。
ちょっと想像してみて下さい。
担当さんは、新規入会者を真っ先に知ることのできる人間です。
あなたは担当さんを頼りにし、担当さんの頭に残る程度に希望のお相手候補のことで相談をしていたとします。
そして担当さんもあなたのことを「性格も良いし、誰にオススメしても問題無さそうだ」と感じていたとしましょう。
そこにあなたの希望条件を満たした、素敵な異性の新規入会者が現れたとします。
そこで何が起こるか。
担当アドバイザーから電話がかかってくるのです!!
「先週入った方なんだけど、○○さんの希望条件にぴったりで、雰囲気も良い方なの。良ければお見合いセッティングするけど、どうします?」
さかなは、某支社系サービスで、3回程、この特例サービスを受けさせてもらいました。
私の場合は気心が知れすぎたのか、逆に、
「ごめんなさい、ちょっとあなたの希望条件を満たしてない部分もあるのだけど、お相手の方、すごくいい人なの、会ってもらえない?」
みたいなパターンもあったりもしましたが・・・
ともあれ、担当さんとはそれなりに仲良くなっておいて損はないと思います。
結婚相談所のアドバイザーと仲良くなる方法
写真照会や手続き等、支社に赴く前には担当さんに電話をし、
「せっかく足を運ぶので、少しお話できたらな、と思いましてー」
といったノリで、在籍を確認し、いらっしゃると言われた時間帯を狙って支社へ行きましょう。
デパ地下にあるチョコ菓子のような、500円程度のちょっとした手土産なんてあると完璧です。
お土産を渡しながら、相手の手をほとんど煩わせないような相談話をしてみます。
「今日、週末のデートで着る予定の勝負服を着てきたんですけど、どう思います?」
「髪型も変えようかと思ってみたり。このままのほうがいいですかねー」
みたいな感じです。
そして後日会った際には、前回話していたデートの結果や現状の報告などをしつつ、担当さんの頭と心に、少しずつあなたのスペースを作っていきます。
こうすることで、あなたは担当さんにとって、「1在籍会員」から、「自分を慕ってくれる雰囲気の良い会員さん」という特別枠に移っていきます。
比較的フレンドリーになってきたら、
「ちょっと最近、いいなという人を見つけられなくて・・・もし、新規でいい感じの方が入ってきたら、担当さん経由で紹介してもらえたら嬉しいなぁ」
と直接お願いしても良いかもしれません。
仲良くなりすぎると、有料イベント等に誘われる可能性も出てくるので、調節が難しいところです。
私はイベントは、「私は一対一が良いので」といって全て断っていました。
こういった方法で、出会いを引き寄せる方法もあるという一例でした。
上手に使って頂ければと思います。