婚活市場600万人と言われる戦地で、たった一人の結婚相手を見つけ出す。
市場には男性と女性しかいないわけですから、単純に計算すると、お相手候補となる相手が300万人、ライバルとなるべき相手も300万人いることになります。
(厳密には比の問題がありますが、取るに足らない程度の差です、きっと)
これだけの人で溢れかえっているのです。
フィーリングで動き続けても、思うような結果にはまずたどり着けません。
幸せな結婚生活を求めて激戦区に降り立つあなたに、私は目標達成に一番必要なものを授けようと思います。
それは、「自分情報」です。
理想の結婚生活の具現化こそ、婚活成功の第一歩
あなたはまず、自分を知らなければなりません。
どこかの国の偉人も、「敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず」とおっしゃっていました。…敵じゃなくて、立ち向かうは結婚相手候補ですが。
あなたが自分の理想の結婚生活を把握できるように、私は必ず押さえておきたい38の質問をご用意しました。
この38の質問で、あなたは自分自身を再確認し、また、新発見することもあるかもしれません。
この質問は、とても表層的な質問に見えるものでも、実はあなたの生きてきた軌跡が反映されています。
つまり、あなたの育ってきた環境や価値観が、その答えの一つ一つの中に存在しているのです。
これは、お相手候補にも言える事です。今はまだ先の事ですが、そのことを少し憶えていてくださいね。
さて、早速質問にお答えください!…と言いたいところですが、
この質問が正しく効力を発揮するためには、以下の2つを守ってもらわねばなりません。
質問に答える環境を整えましょう
1つは、落ち着いた環境で、リラックスできる状態で受けること。
この質問は、骨髄反射で答えて頂くようなものではありません。
記憶を深く辿ったり、想像を巡らせて答えて頂くものとなります。
気が散ってしまうような環境だったり、くたくたに疲れていらしたら、平常時と同じような回答は出来ません。
その場合は、別日を設けてトライしてください。
もう1つは、回答を記すこと。
出来れば手書きを推奨しますが、パソコンのテキストに打ち込んでも構いません。
口頭でなんとなく答えて終わり、では、全く意味をなしません。
しっかりと残る形にしてください。
上記2つがクリアできる環境が整いましたら、いざ、ゆかんです。
長丁場ですが、どうか乗り越えてくださいね。
理想の結婚生活の為の38の質問
質問には、できる限り想像を巡らせ、具体的にお答え下さい。
初めて直面するような問題等に関しては、ネット検索などを利用し参考にしても構いません。
(『相手次第』という回答になりそうな所は、「どちらかというとこっち」「最低でもこの位」といったスタンスでお答えください)
※後日追記:
質問テンプレートをエクセルで作成しました。良ければお使いくださいね。
- 結婚後自分1人の自由な時間はどのくらい必要か。(例:仕事のある日○時間、休日○時間)
- 結婚相手とのコミュニケーションはどのようにしてとるつもりか。それは一日どの位の時間か(例:食後20分おしゃべりタイム)
- 寝室について。同室か別室か。同室の場合は一つのベットか二つのベットか。
- 住む場所は何を優先して決めるのか(自分の仕事場が近い・街が近い、緑が多い、両親が近い等)
- 将来的に家を購入するのかしないのか。住居費にどの位のお金を割くか。
- ペットを飼うことについてどのように思うか
- 2人の生活が始まったら、必要と思われる世帯年収はいくらか
- その生活費の内訳は?毎月、年額の目標貯蓄額は?
- 家計管理は誰がするのか、また共稼ぎの場合はどのように出し合う額を決めるのか
- あなたのお金についての価値観は(どういったことに使うことに重きを置くか、ギャンブルの有無、趣味への投資等)
- 保険にかける費用、種類は
- 結婚式は行うのか、またその理由は、金額は
- 健康状態について懸念はあるか。ある場合今後どのように考えているか。
- 健康・体型の維持管理についてどの位関心があるか。また、相手にどの程度求めるか。
- 喫煙の有無、喫煙についてどのような考えを持っているか。
- 食事についてどの程度こだわりがあるか、また偏食か(例:常に和食が良い等、一緒に食事をとるのか、それは朝夕毎回か)
- 食材の買い出しはどちらがするのか
- 調理はどちらがするのか
- 片付けはどちらがするのか
- 家の掃除・洗濯はどちらがするのか
- 仕事はあなたにとってどのようなものか(重要度・優先度・目標等)
- 仕事に費やす時間は(平日○時間、休日は家でもするのか、等)
- 相手に仕事をすることを求めるか(どの位)
- 自分が仕事をリタイアする時期の予定は?
- 実両親は、あなたにとってどんな存在か
- 結婚後、実両親や実兄弟とどのような頻度でどのような付き合いをしていきたいか(同居か別居か、鍵を渡すのか、家に泊めるのか、等)
- 結婚後、相手の家族や実兄弟とはどのような頻度でどのような付き合いをしていきたいか
- 子供は持つのか
- それはいつごろか
- 何人持ちたいか
- 養育(教育)にどの位の金額をかける予定か(習い事、進学)
- なかなか授からなかった場合、不妊治療はするのか、どこまでか(人工授精か体外か)
- 子供を持った後、それぞれの仕事はどうするのか、子供を預けて働く場合は誰(どこ)に預けるのか
- 結婚後、以前からの友人との関わり方に変化はあるか(家に気軽に呼ぶ、会う頻度を減らす、など)
- 結婚後、相手の以前からの友人との関わりは持つのか、その度合いは。
- 宗教についてどのように考えているか(NGな宗教があるか、自身の宗教にどの位関わってほしいか)
- 夫婦の姓、家を継ぐという考えに関してどのような意見を持っているか
- あなたにとって家庭とは何か(絶対的な安心領域、自由に趣味などをして羽を伸ばすところ、等)
以上になります。
この回答を「理想の結婚相手探しにどう活かすか」
回答大変お疲れ様でした!
ご自身の理想とする結婚生活の、これまでぼんやりとしていた部分が幾分鮮明になったり、意外な発見などがありましたでしょうか。
「確かに以前より鮮明にはなったけど、こんなに細かく書き出しても、全て希望通りに行く相手なんているわけないでしょ」
そうですよね。
ここで一つ、心に留め置いて頂きたいことがあります。
あなたに頑張ってもらった38の質問は、あなたが理想の結婚生活を掴むための大枠の指針です。
あなたがこの通りの人を選ばなければ、幸せな結婚生活が送れないわけではありません。
回り道せずに結婚するには、まず自身の結婚観の整理をすることが大事
私はあなたがあなたの理想に完璧に当てはまる人を探そうとなさったり、相手をねじ伏せてまで、あなた自身の38の項目をなぞらせたりすることを、決しておすすめしません。
寸分たがわず理想通りの結婚相手はこの宇宙上に存在しない可能性が高いですし、結婚は2人の生活の場ですから、お互いがお互いを思いやり、譲れる部分は譲る心持ちでいなければ温かに長続きしません。
けれど、これまで生きてきて長年の内にはぐくまれた価値観の中には、絶対につらぬきたい部分が誰にしもあります。
その部分をおざなりにして結婚したら…あまり良い展開は想像できませんよね。
38の質問をこなしながら、あなたは自身の結婚生活において、
「これは絶対こうでないと無理…」という部分と、
「これはこうであって欲しいな」という部分、また、
「これは相手によるでしょ」で済ませられる部分があることをお感じになったと思います。
これはこうであって欲しい、これは相手による、と思えた部分は、あなたが柔軟に対処可能な部分―相手の状態や考えによっては譲歩出来る部分になります。
これらの点に関してあまりこだわりを持たずにいたほうが、あなたにより多くの出会いが訪れることでしょう。
一方、「これは絶対こうでないと無理…」としか思えない点で齟齬がある相手にアプローチしたり、何度も会ったりすることは、あなたの貴重な時間を無駄にし、温かな結婚生活を遠のかせます。
その相手が他の部分でどんなにマッチしていても、どんなにときめける人であっても、その人と結婚することは全くおすすめできません。いつかその齟齬がある部分が結婚生活を破たんさせるきっかけとなる可能性が高いからです。
あなたが無駄な時間を費すことなく、安寧な結婚生活を送れるお相手を見つけるために、あなたが絶対に譲れない条件をクリアしている異性だけと関係を深めましょう。
それは、「ときめいてしまう」「こんなに周囲に自慢できそうなパートナー候補はもう現れないかも」という感情に揺さぶられずに冷静に婚活する、ということです。
このことをどうか強く心に刻んでください。
次回の婚活実践講座は、結婚相手と出会いたい!自分にピッタリの相手と出会うためのサービス選びのポイント2つをお送りします。