あなた自身を掘り下げる、結婚生活の為の38の質問の中で、特に難しそうな質問が、結婚後の世帯収入や、生活費の割合といった、「家計」の運営に関わる部分だったのではないでしょうか。
今回は、そのサポートとしまして、さかな自身がライフプランナーさんから教わったことや、実際のデータをご紹介していきますね。
ちなみに38の質問は、「決めたんだから絶対この通りいかないとダメ」というものではありません。
あなた自身が生活する上で、快適を保てる生活水準を再確認してもらうためのものです。
ですので、最終的には結婚相手によって調整が生じることは念頭に置いてくださいね。
結婚後、生活費として必ずかかってくるお金の種類
まず、どういった支出かあるのかをお話しします。
絶対に避けて通れない支出が以下となります。
- 居住費
- 光熱水道費
- 食費
- 通信費
- 医療費
- 服飾費
- 生活雑費
- 保険費
- 互いの自由費
生活雑費は、例えば、歯ブラシやトイレの消臭剤とか、浴槽洗剤等の日用品費のほかに、
交通費、交際費(町内会や親族関連等)などがあります。
生活雑費をそれぞれをカテゴリー毎に分けている方もいれば、
まるっとひとまとめのご家庭もあると思います。
また、食費は、外食費やおやつ代、お酒代を含むのか含まないのかでも随分変わってきます。
保険は、充分な貯金があれば不要かもしれません。
そうではない場合は、入籍後すぐに検討し加入することを強くお勧めします。
加入年齢によって金額が決まるものも多いですし、
妊娠出産前の方が、制限が少なく割安な場合もあります。
各家庭毎に、まとまった出費となるお金
駐車場代など、その家庭によっては必要な出費というものもあります。
仕事上どちらかが交際費がかなりかかり、全額は会社経費で賄われない場合もあるかと思います。
こういった毎月出費が予想されるものや、年間でまとまってかかってくるお金については、計算内に入れておいた方が良いかと思います。
年間で見ておきたい費用として、例えばさかな夫婦は、双方の両親が飛行機でないと行けない距離に住んでいる為、年に2回の帰省代がかかります。
お正月とお盆に帰るので交通費は割引もきかず、年額にすると30万を越えます。
そういった出費が出る可能性も無視できません。
支出は相手によりけりな部分も多いので、今はまだ、
「考えている以上に、「自分が自発的に好きなことで使うお金」以外での支出が結構多いのだな」
と感じて頂きつつ、基本となる生活費をきっちりおさえて頂けたらと思います。
基本となる生活費の算出方法として、世帯収入をベースに割合で管理する方法があります。
その中で、「自分にとって食には絶対のこだわりがある。肉は国産、野菜は有機野菜」といったような、どうしても平均より出費がかさむ部分は、その他の部分を調整することも検討すると良いかもしれません。
では、実際の内訳をご案内をします。
新婚二人暮らしの生活費の目安
割合で見た新婚二人暮らしの生活費の目安から参ります。
(私がライフプランナーさんに案内してもらったものです。参考程度とお考えくださいね)
- 居住費 30%
- 光熱水道費+通信費 10%
- 食費 15%
- 医療費 3%
- 服飾費 5%
- 生活雑費 5%
- 互いの自由費の合算 10%
- 保険費 7%
- 貯金 15%
毎月の手取り額を30万(世帯年収500万強・ボーナス無しと仮定)としてこれに当てはめた場合
- 居住費 9万円
- 熱水道費+通信費 3万円
- 食費 4.5万円
- 医療費 0.9万円
- 服飾費 1.5万円
- 生活雑費 1.5万円
- 互いの自由費の合算 3万円
- 保険費 2.1万円
- 貯金 4.5万円
毎月の手取り額を45万(世帯年収750万弱・ボーナス無しと仮定)としてこれに当てはめた場合
- 居住費 13.5万円
- 光熱水道費+通信費 4.5万円
- 食費 6.75万円
- 医療費 1.35万円
- 服飾費 2.25万円
- 生活雑費 2.25万円
- 互いの自由費の合算 4.5万円
- 保険費 3.15万円
- 貯金 6.75万円
新婚世帯の実際の支出の割合
理想は理想ですが、実際の新婚の皆さんがどうなのかも気になりますよね。
リクルートさんが2011年に実施した調査結果によると、
新婚さんの生活費の全国平均は22.4万円/月、貯金は平均で8.7万円だそうです。
生活費の内訳は、以下のようです。
- 住居費 34.7%
- 食費 15.7%
- 光熱費 9.9%
- 保険料 7.9%
- 衣服+理容 7.0%
- 交際レジャー費 10.7%
- その他14.0%
新婚世帯の支出の平均。金額で表記
- 住居費 8.4万
- 食費 3.8万
- 光熱費 2.4万
- 保険料 1.9万
- 衣服+理容 1.7万
- 交際レジャー費 2.6万
- その他 3.4万
もしかしたら、婚活をされている方は、手取り年収も年齢も、このデータの方達より上かもしれませんね。
子供をもうける予定がある場合は特にですが、
リタイア(年金暮らし)までの自分の収入の見込みなども考えて、
家の購入の有無、その額、
子供の人数、一人あたりに掛ける教育費・・・
その為の貯金のことを意識なさると良いかもしれません。
余談ですが、さかなの体感ですと、あまりエコにこだわらずに生活する場合、
光熱水道費は、夏冬で月に2万5000円(オール電化はもっと少ないかも)、春秋で2万円は必要な気がします。
対赤ちゃん政策で暖房に頼りまくり、温水使いまくりだった冬季の我が家の電気代は、3万を軽く超えました・・・
通信費は、お互いがスマホを使用して、家に光回線を引くと、2万円弱かかってきます。
食費は、例えば毎日の夕飯を、お肉の部位に妥協せず(鶏肉ならムネ肉よりモモ肉を選ぶなど)、
野菜の代替え(親子丼の三つ葉を余っていた水菜にするとか)もせずに一汁三菜にすると
軽く5万/月を超えたりします。
毎日の温かな生活の為には、生活基盤の部分で、お財布のひもをあまりキツキツにしないことも、大切なのかもしれません。