共働き家庭が日本のスタンダードとなりつつある昨今ですが、それでも1割の未婚男性と、2割弱の未婚女性が専業主婦家庭を希望しています。
本記事では、専業主婦を希望している婚活中の女性に向けて、婚活から専業主婦になった私の実体験談と、僭越ながら婚活で専業主婦になるためのコツについてお伝えします。
専業主婦希望で婚活していた私のスペック
私は28歳の終わりごろに婚活を始めました。
年齢以外の婚活当時のスペックは以下の通りです。
- 職業 派遣社員
- 年収 年収230万円
- 身長161.5cm
- 体重52kg⇒45kg(婚活開始前にダイエット)
- 特技 掃除くらい
- 料理 全く出来ない⇒一通りできる(婚活開始前に猛練習)
私が婚活して専業主婦になろうと思った理由
私が婚活をはじめた理由は、将来への不安からです。
当時の私は東京で派遣社員をしながら夢を追いかけていましたが、30歳が見えてきて、「このまま叶うかわからない夢を追い続けたら、社会人として人並みの生活もできないだろうし、結婚して女性としての幸せも得られない」と感じるようになっていました。
今が夢を諦めて新たな人生をはじめるラストチャンスだ。
そう思い、じゃあどう生きようかと考え、「結婚して温かな家庭を作ろう」と決心、当時お付き合いしていた彼と別れて婚活を開始しました。
(彼と別れた理由は別記事でお伝えしています⇒さかなの婚活史1)
なぜ共働きでなく専業主婦になろうと思ったのか
一言で言うと、自分に共働きの適性が全く無いと思えたからです。
先述のように、私は夢追いの派遣社員として生きており、お金を稼ぐ能力も低いのはもちろん、労働で社会的欲求や自己肯定感を満たせる人間でもありませんでした。
それに、非常に凝り性な性格のため、家事分担はストレスアップにしかならないことが容易に想像できました。
それならば家のことを自分が全て引き受け、パートナーにとっての癒しの空間を徹底的に作り上げる。それができる女性を求めている男性と結婚するのが、自分にとって最適だと思えたのです。
…巷では「家電が充実した今、専業主婦なんて穀潰しだ!」とか「女も働き、男も育休をとって子供を育てるべきだ!」など、様々な意見が飛び交っていますが、私個人の考えとしては、「パートナー同士が需要と供給を満たしあえているかどうかが全て」と考えています。
まだ現代には、専業主婦を希望する男性がいる。
だから、彼らを満たす毎日を提供できる女性が、自らの意思で専業主婦の道を選ぶのであれば、外野がとやかく言うなにものもないと私は思っています。
ただ、需要より供給が多い現状ですので、選ばれる婚活を徹底して行う必要はあります。
当時の私もダイエットや料理の腕を磨くなど、自分を魅力的に見せるための努力を全力でしてから婚活市場に参戦しました。
専業主婦希望の婚活。利用した出会いのサービスは結婚相談所と婚活サイト
私が婚活することを決めた時、真っ先にしたのは結婚相談所への資料請求でした。
婚活サイトやマッチングアプリにも、先々結婚を考えた交際がしたい男性は存在しますが、そうでない男性の割合も多く、たとえ本気度が高くても1年以内の結婚を前向きに考えてくれる男性の割合は絞られる印象でした。
私は30歳までには結婚したいと考えていて、タイムリミットは1年と少ししかなかったため、ただちに結婚相談所に入会しようと考えました。
5社に資料請求して、2社の無料相談を受け、「オーネット」を主軸に婚活することを決めました。
そして、サブツールとしてお相手のプロフィール情報がかなり詳細にわかる「エキサイト婚活」を選びました。
入会・登録したらお相手とご縁を繋ぎ、出会ってジャッジを重ねる(=重ねられる)わけですが、出会いを左右するのは自分の「希望条件」です。
どのようなお相手を条件とするかで出会う人が違ってきますので、この点はかなり慎重に設定しました。
私が専業主婦になること以外に希望していた条件
私が「専業主婦OK」以外で希望していた条件は以下の5つです。
【絶対条件】
- 年収350万以上
- ギャンブルしない
- たばこしない(アレルギーの為)
- ペット飼わない(アレルギーの為)
- お相手の親が要介護となるまでは同居NG
20代女性であれば、もっと上の年収を希望できると言われましたが、年収の高さよりも「共同生活」の相性が良いお相手を見つけたいと思い、この設定となりました。
「え?専業主婦希望なのにそれで生活できるわけ?」
と思われそうですが、私の親は私が幼少の時は世帯年収350万円ほどで子供3人を育てていました。
今は時代が違いますし、その年収で3人を育てるのは難しい地域も多いかもしれませんが、例えば子供は1人だけ、とするなら、無理ではないのかな、と思った所存です。
とはいえ、都内会社勤めの人と結婚するなら、年収500万円はないと節約の多い暮らしになる気はします。
絶対NG条件
加えて、実際お会いした中にはいませんでしたが、以下があると難しいと感じてごめんなさいをしていたと思う条件も挙げておきます。
- 身だしなみに清潔感がない男性
- ニオイが強い男性
- しぐさがだらしない男性
爪が長かったり、髪型や服装に清潔感が感じられなかったり、体臭や口臭がキツいと感じたり、目立って猫背だったり電車で足を広げて座る男性と会っていたら、好感を持てなかったと思います。
できれば条件
他に条件というか、「こんな人に会えたら良いな」程度に、以下の希望を持っていました。
- スレンダー~普通体系
- 専門卒以上
- 話を聞いて受け止めてくれる人
- インドアな人
身長は全く気にしませんでした。と言いますか、私はどちらかというと身長が低めの男性が好きでした。
学歴もそこまで気にしませんでした。
また、自分自身があまりアクティブな人間ではないので、家でまったり過ごすのが好きな男性が良いな、と感じていました。
地域も特に限定せず、当時は東京に住んでいましたが関西の方ともお会いしました。
専業主婦希望の私と会ってくれたのはこんな人だった
私がオーネットとエキサイトを通して出会った男性は、トータル27人でした。
年齢は24歳~47歳までの人で、その8割が30歳~33歳の人でした。
年収は350~6000万円までの人で、その5割が500~700万円の人でした。
職業は大手会社員の人がほとんどでした。他に国家公務員、弁護士さん、公認会計士、外資系、起業家の人もいました。
(お医者さんは私が希望を外していたので、1人もやりとりをしませんでした)
結婚相談所と婚活サイトの出会いの質について
これは結婚後にはじめた婚活サポートで間接的に10社近くの結婚相談所を見てきたからこそ言えることですが、オーネットは結婚相談所の中では断トツで「普通に恋愛してきた男女」が登録している印象があります。
(ご相談者さんがどう、という意味ではなく、ご相談者さんを介して各相談所の会員さんを見てきた感想です)
それでも割合で言えば、やはり結婚相談所よりも、婚活サイトのほうが、いわゆる「モテそうな男性」はやや多い印象でした。
(相談所にモテそうな人がいないということはなく、あくまで割合の話です。それにモテそうな人に限って結婚本気度が低かったり、遊び目的の人も多い印象です。)
年収の高さは圧倒的に結婚相談所が上
結婚相談所は費用がそれなりにかかることもあり、収入に余裕がある男性が多いです。
年収1000万円以上の人とは4人お会いしました(1000万円の方、1200万円の方、2500万円の方、6000万円の方)が、いずれもオーネットの男性でした。
エキサイト婚活でも年収1000~2500万円の方数名からお申込みいただきましたが、私が慎重すぎるのかもしれませんが、ネットで高年収の人と出会うのはリスクが高い(詐称や職業面・結婚本気度的にも)と感じてしまい、デートは誰ともしませんでした。
年収証明が必要な結婚相談所に対し、自己申告の婚活サイト・マッチングアプリは信憑性も乏しいため、安心度は結婚相談所に軍配が上がります。
婚活から結婚して、専業主婦に。結婚した人はこんな人だった
私が結婚相手に出会ったのは、エキサイト婚活でした。
婚活開始から4ヶ月、27人目の出会いでした。
初回デートで「この方だ!」と感じ、1ヶ月後に結婚前提の交際スタート、4ヶ月目に婚約、1年後に入籍しました。
出会った時の彼の年齢は29歳(私と同い年)。
関西のR大学に入学、その後専門学校を経てIT系の会社に就職し、当時の年収は700万円弱。普通体型で東幹久さんに似ていました。
結婚相手の決め手となった部分
彼は関西、私は東京に住んでいたため、1ヶ月強やりとりだけの時間を過ごしました。
出会うまで毎日1往復、温かなメッセージを交わし合いました。
やりとりの中で、私への関心・受け入れる姿勢を示し続けてもらえたこと、価値観や生活観の相性の良さを感じたことで、まだ会ったこともないのに、彼への信頼や愛情を感じ始めている自分がいました。
とはいえ、そういった思いの大半は自分の思い込みが作った幻想であり、実際相手に会った瞬間に冷めてしまう場合も多いことを私は知っていました。ですので、期待過剰にならないようにしながら出会いの日を迎えました。
はじめて会った時、大変失礼な話ですが、「うん、容姿はタイプの男性では、ないかも」と感じました。
ときめきは感じませんでした。けれど、出会ってすぐの彼の言動や行動は、それまでの1ヶ月間のメールのやり取りの中で感じた私への愛情そのままで、「ああ、本当に、メッセージのやりとりの通りのお人柄の方だった」と、感激しました。
初回デートの終わりごろには、私は(勝手に)彼との結婚を決めていました。
当時、彼は多くのネット婚活男性と同様、2~3年で結婚出来たら良いな、くらいの気持ちでいたそうです。
ですが運が良いことに、彼は私をとても気に入ってくれて、「早く結婚したいの?じゃあしよう!」というテンションで向かってきてくれたため、早々とゴールインすることができました。
余談ですが、2018年現在は婚活当時の年収の2倍を余裕で上回る収入を得ています。
特に実力主義の会社に勤めていた場合、出会った時の年収は、良くも悪くも変動する可能性があるのはお伝えしておきたいと思い記載しました。
専業主婦になるための婚活のコツ。「ターゲット層へ迎合せよ」
当サイトで一貫してお伝えしていることですが、婚活市場は「需要と供給」です。
専業主婦を求める層の男性に「この女性だ!」と思われずして、専業主婦にはなれません。
⇒専業主婦希望の男性はまだいた【年収・年齢調査】でもお伝えしましたが、専業主婦を希望する男性は、「自分を立ててくれる女性」「家庭を安心して任せられる女性(家事育児&金銭感覚)」であることはもちろん、その男性の癒され要素-料理の実力だったり整理整頓力だったり自分の親との社交力だったり、パートナーとして誇らしく感じられる容姿や知力-があるかどうかで女性を選びます。
例えば私の主人の場合は、私に対し、
- 容姿が割とキレイ(に見せる努力をしているところ。でもタイプの顔ではなかったそう)
- わかりやすい(察してチャンじゃないところ)
- 趣味に共通点が多い
- お察し力が高い
- 精神的に安定している
- 責任感がある
- 笑顔が多く明るい性格
- 著しくおかしなキャラなところ
上記の点で評価をしたそうです。
どうやら最後のが一番の決定打だったようで、相手によって何が希少価値となるか本当にわからないというオチになってしまいますが、何であれ、(雰囲気・人柄含めて)求める条件に一致すると感じさせられるかどうかに、婚活成功の是非がかかっています。
専業主婦を求める未婚男性は、厚生労働省の調査によると今や10人に1人とのこと。
お相手争奪戦は年々激化の一途をたどっています。
婚活の際はプロフィール作成時点から、「専業主婦を求めている男性が良いなと思うPR」に徹し、写真の雰囲気も、ただいまと言ったら「お帰りなさい、今日もお疲れ様、ご飯できてますよ」と笑顔で返してくれそうなイメージを沸かせられる表情で撮るなど、イメージ戦略を練っていただきたいと思います。