「背景」は、料理で言うところのお皿です。
主役はあくまでお皿に盛りつけられた料理です。
料理の引き立たせ役として、あなたはどんなお皿を使いますでしょうか?
本記事では、婚活写真であなたの印象を最大限引き立たせるための背景についてご案内します。
ネット婚活(婚活サイト・マッチングアプリ)で使用する写真の背景のポイントと、お見合い写真(結婚相談所)の背景のポイントは共通点も多いのですが相違点もありますので、この点についても後半で解説します。
婚活写真の背景が演出する雰囲気の例
ネット婚活でも結婚相談所でも、メイン写真の背景としておすすめの色味は、白やクリーム色です。
先述のように、婚活写真の主人公はあなたなのですから、圧倒的にあなたが主役となるように映し出すのがベストです。
白系統の色は、素材そのままの魅力を引き出すと同時に、清潔でさわやかな印象をもたらします。
背景が白めのプロフィール写真の一例
【20代女性の例】
※以下、写真は全て無料素材屋さんから引っ張ってきています。
【30代女性の例】
【30代男性の例】
プロフィール写真を撮るときに、白系の背景にするという選択は、まず間違いない選択の一つであると言えると思います。
また、自撮りだとなかなか難しいかもしれませんが、色味のある背景を利用することで、その色の持つ力を借りる手もあると思います。
背景が白以外の写真の一例
ナチュラル感が出やすいのは公園などの緑の背景です。
【20代女性の例】
【30代女性の例】
【30代男性の例】
【40代男性の例】
緑を背景にすると、癒しやほがらかな雰囲気が出やすいです。
特に2枚目以降の写真で体型を伝える場合は、緑が多い場所がおすすめです。
他に、お見合い写真ならソファーに座って撮影する、ネット婚活の場合はカフェやレトロな街並みを背景に映すというのも人を選ばない写し方だと思います。
ネット婚活(婚活サイト・マッチングアプリ)で使用する写真の背景のポイント
婚活サイト・マッチングアプリで使用する写真の背景は、ナチュラル感が出るのを一番に心がけます。
しかしこれはナチュラルメイク同様、本当のナチュラルではなく、「自然な写真に見えるように演出する」、を意味します。
先述の白い壁や緑、カフェ、レトロな街並みなどスナップ写真としてありがちな場所を選びましょう。
ネット婚活写真の背景選択のポイントと注意点を3つ挙げておきますね。
- 背景に愛車や楽器、棚いっぱいのDVD等、趣味の物を写りこませるのはNG
- 顔と背景の面積比は女性は写真の1/4以上、男性は6/1以上
- メイン写真に自分以外の人が写り込んでいるのはNG
それぞれ詳しくみていきますね。
背景に愛車や楽器、棚いっぱいのDVD等、趣味の物を写りこませるのはNG
プロフィール写真に写りこんだものは、その人を知る大きな手掛かりの一つと見なされます。
例えば車を背景に写真を撮り、趣味にドライブと書こうものなら、
「よっぽど車が好きなんだな。きっとお金も時間も車に結構かけているんだろうな」
と思われる可能性が高くなります。
車好きの人がそれを見たらかなりの印象アップに繋がると思いますが、特に車が好きでない人が見たら、「自分とは合わない人かもしれない」と思い込まれてしまう危険性があります。
これは私自身や、婚活中のブロガーさんの体験談を読んで感じてきたことですが、婚活において、特にプロフィールを見ただけの段階では、人は相手候補を減点方式で採点しがちです。
特にモテる異性ほどライバルの数は増えますから、必然的にお相手候補の大量切り捨てを迫られます。
数打ちゃ当たると自分の趣向や特性をあれもこれもと披露すると、一致した部分をプラスされるというより、一致しない部分でどんどんマイナス評価されてしまうため、「趣味や生活感が全然合わなさそう」と感じさせる写真はその粗探しの標的となってしまいます。
ですので、背景に家具や所持品を写り込ませたり、ペットを飼うのが絶対条件ではないのに友達の犬を抱っこしている写真を載せたり、海外旅行に強い思い入れがあるわけではないのに海外で撮影した写真を掲載するのはおすすめしがたいです。
プロフィール写真の顔と背景の面積比
プロフィール写真のトップ画像として使いたいのは、あなたの顔立ちと表情がしっかりわかる写真です。
顔が映りこむ面積は、女性は写真の1/4以上、男性は6/1以上となるのが理想です。
(男性は顔の造形を見るため、女性は雰囲気を見るため)
【婚活写真の顔と背景の面積比の割合】
婚活サイトはPCからでも利用できますが、現在はほとんどの人が、スマホを使ってネット婚活しています。
「顔がはっきりわかる写真を使うなんて恥ずかしい」
とお感じになるかもしれませんが、スマホで見た時、写真は縮小されて表示されます。
顔面積が少ない画像は、顔立ちも表情もわかりにくいため、アピール力に欠けてしまうのです。
【顔面積の比による印象の違い】
画面上には、あなたの写真が、何人もの同性の候補者と同列で並びます。
顔が良く分からない写真は印象に残りにくく、ポージングなど他の部分で余程のインパクトを出せない限り、スルーされる確率が高まります。
あなたの自己紹介の窓口となるトップ画像です、魅力的な表情を見せてしっかりアピールしましょう。
顔のパーツドアップの写真はNG
たまに、目の部分だけといったようなパーツだけにフォーカスされた写真をアップしている人もいますが、こういった画像は実際に会った時に、間違いなく違和感を感じさせてしまいます。その違和感は、99%、良くない方向への違和感となってしまいますので、最初からやらないが吉です。
同じ理由で、加工アプリで目の大きさや輪郭の形を変えた写真もNGです。
メイン写真に自分以外の人が写り込んでいるのはNG
メイン写真には、自分以外の人が写りこんだ写真は使わないようにしましょう。
ぼやけていて顔がわからなかったり、後ろ向きだったり、パーツが写りこんでいるだけだったとしても、NGです。
極まれに自分以外にモザイクをかけた写真をメインのプロフィール写真にしている方がいますが、もはや狂気の沙汰です、絶対にしないでください。
ただ、サブ写真に「仲間と楽しく過ごしている」という雰囲気の写真を1枚アップして、社交性があるあなたをアピールするのはアリだと思います。
この際は、あなた以外の人の顔はわからないように顔かくしアプリのスタンプなどで加工してください。そうしないと、他人に配慮ができない人だと思われてしまいます。
※別記事で、女性の婚活サイト・マッチングアプリの写真に特化したご案内をしています。良ければご一緒にどうぞ。
⇒婚活サイトの写真はこう撮る!アラサー女性1000いいねゲット、アラフォー女性ですら476いいねゲットのプロ直伝テクニック
お見合い写真(結婚相談所)で使用する写真の背景のポイント
結婚相談所で使うお見合い写真はプロのカメラマンが撮影しますので、背景は相場が決まっています。
- 壁紙背景(スタジオ撮影)
- 白壁の屋内(スタジオ撮影)
- 野外で緑を背景に映す(野外撮影)
壁紙背景にする場合は色は白が一般的です。
黄色やピンクもありますが、冒頭でもお伝えした通り、色味がある背景よりも白をおすすめします。
私のおすすめは、白壁の屋内>壁紙背景=野外で緑を背景の順です。
屋内の白壁での撮影はナチュラル感が最も出やすいです。また、カメラマンの腕の差がでにくい印象です。
逆に壁紙背景は上質な証明写真、といった印象になることが多く、野外撮影はその日の天気やカメラマンの腕に仕上がりが左右される印象です。
スタジオ撮影は服装の色に注意
スタジオ撮影、特に壁紙撮影の際は、服装の色とかぶったり、ケンカする色味とならないように気を付けましょう。
白い服を着てスタジオ撮影に臨む場合は、念のため別の色の服も持参し、どの服で撮るのがベストかをカメラマンさんに相談するのをおすすめします。
婚活写真の背景のまとめ
・主役はあなた自身。背景はあくまでわき役、引き立て役。
・余計なものは写さない。生活感は出さない。小道具でも勝負しない。
といったところです。
次回は、婚活写真の印象に最も影響を与える部分である「眉毛」に特化してご案内してまいります。