婚活パーティーは男女が恋人との出会いを求めて参加する、集団お見合いイベントです。婚活パーティー、恋活パーティーとも呼ばれています。
年間の利用者数は80万人以上と言われていて※、婚活の手段として最も利用者が多いツールの1つとなっています。
参加者は名前、年齢、年収、休日、趣味等のプロフィール情報を、異性と交換した上で懇談し、気になるお相手とのカップリングを目指します。
婚活パーティーでは、カップル成立=即恋人同士となるわけではありません。アドレスを交換し合い、「よろしければ今度二人でご飯でも」といった軽い約束をして別れるか、そのまま小一時間お茶をする流れとなる場合がほとんどです。
カップリング成立時の2人の距離感は、婚活サイトや結婚相談所で言うところの「初デート地点の温度感」とお考えいただくと、間違いがないと思います。
※リピーター含む
婚活パーティーの概要
婚活パーティーを開催している会社は多くありますが、通常パーティーの仕様・流れは、どの会社も近い形となっています。
開催日時と所要時間
婚活パーティーが開催されるのは、平日の夜や、土日祝日の昼夜です。
所要時間は2~3時間程度です。
参加人数と参加者の年齢
参加人数は婚活パーティーの趣旨によって異なりますが、男女合わせて30人程度のパーティーが主流です。
参加世代は20代~40代が中心で、参加条件に男性の職や収入の縛りがあったり、年齢が限定されているパーティーもあります。
婚活パーティーの種類
テーブル越しにトークし合う典型的な婚活パーティーの他に、料理やスポーツの体験型パーティー、ツアー型パーティーなども開催されています。
婚活パーティーの料金の目安
参加費用は無料~1万円程度と、パーティーの種類によってかなり幅があります。
相場としては、1000円~4000円程度となっています。
参加条件にハイステータス男性や20代女性等の縛りがあったり、格式あるホテルで開催されるような場合は5千円以上かかってくることも多いです。
利用の際に会員登録が必要ですが、入会金や月会費はかからず、申し込み後にクレジット・銀行決済、もしくは現地精算で当日の参加費用のみを支払う形となります。
婚活パーティーの実際
お見合い「パーティー」という響きから、数種類の飲み物や食事が用意されたブッフェパーティーを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、婚活パーティーの趣旨は限られた時間内で交際相手候補を見つけるところにあり、多くの異性と話をする為の場と割り切ったイベントが多いです。実際はドリンクの提供すらなかったり、会議机が並べられた味気ない一室で行われるパーティーも少なくありません。(中には「異業種交流会」と称してリッチな空間での立食パーティーを催している業者もありますが、独身縛りでないパーティーもありますので注意が必要です。)
婚活パーティーの基本的な流れ
インターネットや電話で事前予約をして参加します。基本的に予約申し込み期限が設けられていて、当日の飛び入り参加は受け付けていないところも多いです。
当日の流れ(基本的なパーティーの場合)
プロフィールカードの見本:
エクシオ
1.受付でプロフィールカードをもらう
パーティーの開始時間10分~15分前までに受付に向かいます。
手渡された番号札を服に付け、会場内の所定の席に着きプロフィールカードを埋めます。
2.自己紹介タイム
パーティーが始まると、司会進行役の案内に従って異性の参加者全員と1対1で自己紹介をし合います。互いに相手のプロフィールカードを借りて、カードに書かれた内容を絡めて会話をして行きます。多くの場合、男性が隣へ隣へと席を移りながら、座ったままの女性と順次会話していく形となるようです。1人当たり2、3分で次の人へと移っていきます。
3.中間発表
異性全員に自己紹介し終えた時点で、第一印象の好感度の集計をするところが多いです。結果は個別に紙で手渡され、この結果で気になった相手と脈がどの位あるかや、自分を気に入ってくれた人は誰かということがわかります。
中間発表の結果を踏まえて、気になった人に話しかけられるフリータイムへと移ります。
4.フリータイム
多くの場合、男性が話しかけてくるのを女性が待つ、といった形となります。
フリータイムの間、1人の人が特定の相手と話し続けることがないように、何度かチェンジコールをしているパーティーが多いです。
5.結果発表
フリータイムの後に、好印象だった異性の番号を書き、全員の結果が集計されます。優先順に3人~5人の番号を書くことが多いです。
結果は会場内で公開発表される場合と、受付を去る時に各自の結果のみを用紙で手渡される場合があります。
番号を書いた相手とマッチングした場合は、その場で互いの連絡先を交換して解散するか、そのままお茶や食事の流れとなります。
婚活ツールとして見た場合の婚活パーティーの特徴
婚活パーティーは、婚活というよりは恋活に属するものであると考えられます。
参加者は恋人が欲しいだけの人もいます。結婚を全く意識していないわけではなくても、2年後3年後の話と考えている人もいます。
結婚を目標に婚活パーティーを活用する場合は、マッチング(=見た目と雰囲気の基準クリア)後に無駄な時間を費やさないために、早めに相手の結婚願望の程度について確認したいところです。
また、プロフィールカードの項目は、趣味や特技を重要視した構成となっており、結婚観に迫るようなものではありません。
つまり結婚に関する重要な情報については互いにほぼわからないところからのスタートとなりますので、デートを重ねながら、あなたが幸せな結婚生活を送れる相手かどうかの数々の確認をしていく事となります。
しかし、婚活パーティーでお相手探しをされる方のほとんどは、交際や結婚への考え方がロマンチストである場合も多いと憶測します。見た目や雰囲気を重んじたお相手探しをしている点からもそれが伺い知れます。
尋問のように結婚観に迫ったりしたらまず良い結果は生まれません。結婚生活のリアルな質問は、時間を重ねながら慎重に行った方が良いでしょう。
- 参加者が皆、結婚相手を探しているわけではない
- 結婚観等、伴侶としての相性を1から慎重に確認していく時間が必要
上記2点の理由から、婚活パーティーを婚活のメインツールとするのは非効率であると私は考えています。
けれどその一方で私は、見合いパーティーに参加することに大きなメリットがあるとも思っています。
婚活パーティーがあなたに与えるものは大きい
下図をご覧ください。
資料:「結婚・出産に関する調査」ネットリサーチ会社マクロミル
こちらは既婚者が伴侶と知り合ったきっかけをまとめた表です。
予想通り、婚活パーティーが直接結婚へ結びつく確率は決して高くはありません。
一見しますと、結婚相談所やお見合いより若干結婚に結びついているようにも見えますが、婚活パーティーと結婚相談所各々の利用者の母数から考えますと、確率としてはさらにそれらを下回ると考えられそうです。
(そういった意味では、この中で圧倒的に利用者の母数が少ないと思われる結婚相談所は、まずまず結果を残していると言える気がします)
次に下図をご覧ください。
この図は、既婚者が経験した婚活の内容(複数回答可)となります。
その上位4位に、「婚活パーティーの経験」が入っていました。
これを人によっては、「ああ、つまり婚活パーティーを利用する人は多いけど、打率が悪いから行くだけ無意味なのね」と読むかもしれません。
けれど私はそうは思えません。
「婚活パーティーや合コン等、多くの異性と知り合う場所に積極的に出向いたことが自身の婚活力の向上に繋がり、結果、他の出会いで結婚へたどり着けた」
これが真相ではないかと考えています。
ネット婚活や、結婚相談所を利用しているだけでは、同じ陳列棚に並ばれている同性のライバルたちの様子を知る機会はありません。
人のふり見て我がふり直せ、ではないですが、支持される同性や、指示してもらえない同性を間近で観察することによって得られる気づきは、自身の対異性レベルの向上に大変役立つと思います。
⇒ 婚活パーティーは対異性レベルを上げるための恰好の修行場
その他、婚活における婚活パーティーのメリットやおすすめできる人等
婚活パーティーは、男性が20代の女性と出会いたい場合や、女性が高収入の男性に会いたい場合に確実に出会える場所であると言えます。(勿論その先に繋げるのは簡単ではありませんが…)
また、容姿や所作に自信があるけれど収入がネックとなっている男性や、同じく見た目に自信があるけれど年齢の面で苦戦されている女性にとっては、チャンスの幅が広がりやすいツールです。
ただし、パーティーの参加条件にはご注意下さい。例えば、40歳の美人さんが、22歳~42歳までの女性が参加する婚活パーティーに参加されても、良い結果はまず残せません。
女性でしたら、自分の年齢が、設定年齢の範囲の真ん中~下となるようなパーティーに参加されることを強くおすすめします。
婚活における婚活パーティーのデメリットや注意点
婚活パーティーに参加するには受付で身分証明書(免許証や保険証)の提示が必要ですが、それがイコール未婚の証明とはなりません。
プロフィールシートの記載内容は全て自己申告ですので、詐称する気さえあれば詐称したい放題です。
真剣に交際相手を求める以外の理由を持って婚活パーティーに参加される人も0ではありません。
残念なことではありますが、参加の際は、相手の情報を頭から信じ込まない慎重さも必要かもしれません。
また、婚活パーティーは、一般的な恋愛市場価値が反映されやすい場です。どうしても第一印象で有利な恰好の良い男性や、若くてきれいな女性に人気が集中しがちです。
その点を覚悟の上で参戦されないと、恋愛市場価値の突きつける厳しい現実に、深く傷ついてしまうことがあるかもしれません。
あなた自身がかけがえのない人間であることは、あなたやあなたの周りの方々が良く知ることかと思います。婚活市場の需要は人間性の評価とは全く別ものであるとしっかり割り切り、しかしながら出来るだけニーズに合った条件設定のパーティーを選びつつ、勇ましく突き進んで頂きたいです。
婚活ツールとしておすすめの婚活パーティー
結婚へ結びつけるための使い方が出来るという視点で見た時に、特におすすめな婚活パーティーを、2つ挙げさせて頂きます。
お相手候補とじっくり向き合える婚活パーティー「PARTY☆PARTY」
【PARTY☆PARTY対応エリア】
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PARTY☆PARTYは、全国に1000ある個人相談所を総括する企業「IBJ」が運営する婚活パーティーです。
と、利用者への配慮がある運営で口コミの評判も良いです。 パーティー(募集条件)はユニークなものも多く、 「【結婚前向き】自然にレディファーストな対応の出来る紳士と出逢う♡」 など、常時50種類以上のパーティーが開催されています。 また、全国区の婚活パーティーの中で唯一すべてのエリアに個室パーティーが存在します。 |
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対異性レベルを上げるのに絶対的おすすめ「ホワイトキー」
【ホワイトキー対応エリア】 北海道:札幌、旭川、函館、帯広、北見 |
自身の婚活レベルの修行場として利用するならば、ホワイトキーは間違いありません。
が記載されています。 ホワイトキーは司会進行もしっかりとしていますし、構成も無駄がありません。 |
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もっと複数の婚活パーティーから比較したい方の為に、婚活に活かせる婚活パーティーを徹底比較した一覧表を作りました。
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